花粉症外来

花粉症とは

スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。関東エリアでは主に2月~4月頃に多く花粉が飛ぶことから、患者さんにとっては憂鬱な季節ではないでしょうか。

スギ花粉症に対する舌下免疫療法のご案内

舌下免疫療法の治療薬シダトレン

舌下免疫療法は,現在皮下免疫(皮下注射)で行っている減感作療法を,舌の下に薬液を滴下すること(舌下免疫)により行うものです。 アレルギーを引き起こす原因となる物質であるスギの液体エキスを少しずつ舌下より体内に吸収させて、徐々に増やすことにより、体をアレルギーの原因物質に慣れさせる治療法です。


対象

  • スギの花粉症であることが、血液検査で確定していること。
    (スギの花粉症にのみ適応しています)
  • 12歳以上であること。
  • 注射の治療と同様、アナフィラキシーなどのアレルギー反応による副作用が出る可能性があることをご了承いただけること。


期間

5月から12月までの開始となります。花粉症飛散期は開始できません。 また、スギ花粉が飛んでいないシーズンも毎日投与していただく必要性があります。

通常は体質改善に3~4年かかります。
少なくとも2~3年間毎日舌下投与が必要です。
ただし、2~3ヶ月治療を継続すれば治療効果があらわれるかたもいます。
11月までに治療を開始すれば来年2月の花粉症のころには症状が軽くなる可能性があります。


秋の花粉症

花粉症は、植物の花粉がアレルゲン(抗原)となって起きるアレルギー症状で、花粉が飛ぶ時期限定であることから季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。とくにスギやヒノキの花粉が飛ぶ時期に多くの患者さんがこのような症状を訴えることから、春先限定と思われがちですが、植物は何も春先だけに花粉が飛ぶわけではなく、また患者さんによってアレルギー症状を起こす花粉というのもそれぞれ異なります。


秋の花粉について

イメージ

秋はキク科の植物の花粉が飛ぶ時期でもあり、同科のブタクサやヨモギといった花粉でアレルギー症状を起こす方がよく見受けられます。おおよその飛散時期は、ヨモギは8~11月、ブタクサは7~12月です。また、イネ科の花粉(カモガヤ、オオアワガエリ)も秋にも飛ぶのですが、これが原因の患者さんもいます。
これらの植物は河川敷(河原)や水気を多く含んでいる場所でよく見られ、スギやヒノキと比べると丈が低いことから、このような場所に近づいて子どもが発症するということも少なくありません。


症状

春の花粉症であるスギやヒノキで見られるアレルギー症状と同様に、立て続けのくしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみといったものが見られます。今まで花粉症に縁がなかったという方は、季節が秋ということもあり、風邪の引きはじめと感じることもあるかもしれません。このような症状が慢性化すると集中力を欠く、意欲が低下するなど生活の質(QOL)を大きく損なうことも考えられます。風邪をひく心当たりがないのに症状が長引いている、かゆみがあるなどがみられたら、ご相談ください。


当院が花粉症に取り組む2つの理由

1つ目の理由は、当院がアレルギー対策を専門としていることです。
アレルギーって実は、症状が皮膚に出るか鼻に出るかの違いで、原因はほぼ同じなんです。そして対策はどうやってアレルギー反応をおさえるか、これに尽きます。当院はアレルギー科を標榜しているため、アレルギーのご相談を受けることが日常茶飯事です。そのため、最新のアレルギー対策薬をご用意しておりますし、患者さまとご相談しながら最適な治療法を選択できると考えたのが1つ目の理由です。

2つ目の理由は、患者さんからご要望を頂いたことです。その方は子どもが花粉症で受診した医院の待合室で、インフルエンザに感染されたそうです。当院は専門が皮膚科なのでインフルエンザの患者さんはほぼ来院されないことをお伝えしたところ、ぜひ花粉症もみてほしいとご依頼をいただきました。幼い子どもを持つ母として空気感染の心配はよくわかりますので、お力になれればと考えております。

花粉症関連の疾患

花粉症皮膚炎

花粉症皮膚炎とは、花粉が肌について引きおこる、アレルギー性の皮膚炎です。鼻をかみすぎて、鼻の頭がひび割れて出血する、乾燥で肌がひどくガサガサする、化粧水がしみる。赤み、粉吹き、顔のかゆみ、腫れなどの症状があります。
マスクやサングラス、帽子などを着用し、できるだけ肌の露出を控えることが予防につながりますが、皮脂が少なく乾燥している部分に症状が出やすくなるので、保湿を心がけることも効果的です。ただし、対策はできても、症状が出てしまったらセルフスキンケアだけで治すのは困難。もし肌に異変を感じたら、早めに当院までご相談ください。
スギ花粉などそれぞれのアレルゲンに対する抗体のテストをしたり、内服薬や、ステロイド軟膏などの症状に合った薬を処方いたします。

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