メトロニダゾールはロゼックスゲルの成分名（一般名）です。水性のゲル製剤で、酒さ病変部で増加している活性酸素の生成をおさえて抗炎症作用を発揮します。また、免疫細胞による TNF-α（炎症に関与する物質）の産生や貪食細胞（細菌などの異物を処理する細胞）の免疫能などを抑制することで免疫抑制作用を示し、皮膚の炎症をおさえます。
そのほか、皮膚潰瘍部で増殖して臭気物質を産生する数種類の細菌に対して抗菌作用を示すことから、がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減にも用いられます。
なお、ロゼックスゲルは外用薬ですが、使用中はアルコールとの併用に注意が必要です。これは、主成分のメトロニダゾールによってアルコールの代謝が妨げられ、悪心や嘔吐、頭痛、動機、赤ら顔などの症状をまねくおそれがあるためです。

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