アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント(デュピルマブ)」

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9:00~13:00 - -
15:30~18:30 - - -

☆休診日: 水曜、日曜、祝日
予約なしでも受診可能です

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「デュピクセント」(デュピルマブ)の効果について

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アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因をブロックする注射薬です。
今までの治療で十分な効果が得られなかった重症のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を示しており、これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬であると考えられます。ただしこういった生物学的製剤の特徴として、薬剤費が高く結果的に高額な患者負担となります。

» デュピクセントを使用される患者さんへ

適応患者について

  • ステロイド外用剤・プロトピック軟膏などの抗炎症外用剤を一定期間投与しても十分な効果が得られない15歳以上のアトピー性皮膚炎の方

※デュピクセントを投与開始後も、原則として外用剤は継続して頂きます。
※デュピクセントはいわゆる「脱ステロイド」のための薬剤ではありません。

» デュピルマブ(デュピクセント)の使用にあたって(最適使用推進ガイドライン)

» デュピクセント 製品情報

当院での導入方法

初回導入の方(当日の投与はできません。)

デュピクセントに関してはデュピクセント専用フォームからご連絡をお願いいたします。

導入に際してしっかりとご説明をさせて頂きます。
適応の判断はもちろんのこと、経済的なご負担や、通院スケジュール、自己注射についてなど、ご不安に思われることを解消して頂きます。

本薬剤が適応の場合は来院のご予約を院内でお取りし、投与開始となります。
※冷蔵した薬剤を45分以上かけて常温に戻す必要があるため、必ず予約が必要です。

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投与開始日のみ、2本を皮下注射します。
その後は当面2週間に1回、1本を皮下注射します。

デュピクセントの新しい注射器(ペン型デバイス)が発売され当院でもご希望に合わせて順次切り替えていっています。
患者様にお声をうかがうと従来のシリンジに比べ使い勝手がよくなったと好評です。
ただしシリンジご希望の方は引き続き選択可能です。

注射お知らせサービス追加

2週間に1度の注射の打ち忘れ防止のために注射おしらせサービス(無料)がご利用可能です。

» 注射おしらせサービス(無料)

是非ご活用ください。

デュピクセント導入について

松島皮膚科医院 松島弘典先生より許可を頂きまして、以下の記事をご紹介いたします。

デュピクセントを導入された患者さまのお声と医師の評価が詳しく書かれています。

» 松島皮膚科医院 Blog
【デュピクセント注射後の経過、適用外だった方々の経過】

当院で導入した患者さまのメッセージもいただいております。

» デュピクセントのクチコミ1

» デュピクセントのクチコミ2

患者負担・費用の目安について

デュピクセント®の治療を受ける場合の薬剤費の目安

デュピクセント®
の薬剤費
(1本あたり ペン:66,562円
シリンジ66,356円)
ペンの場合 シリンジの場合
初回
(2本)
2回目
以降
(1本)
初回
(2本)
2回目
以降
(1本)
133,124円 66,562円 132,712円 66,356円
自己負担額
(窓口で支払う金額)
3割 39,937円 19,969円 39,814円 19,907円
2割 26,625円 13,312円 26,542円 13,271円
1割 13,312円 6,656円 13,271円 6,636円

令和2年11月現在のデュピクセント®の薬価をもとに計算しています。
薬価改定前よりも20.2%軽減され、患者さまのご負担がより少なくなりました。

患者さんの経済的な負担を軽減するため、さまざまな医療費の助成制度があります。

» 知っておきたい医療費の助成制度について

医療費助成制度について

当院でデュピクセントを導入した皆様はその効果には大変満足をされています。
しかし、中には治療を継続していく上で費用が心配だという方もいらっしゃいます。

その場合、前述の国の定めた高額療養費制度を使うことをご検討ください。ご本人の収入にもよるのですが限られた費用負担で継続が可能になるケースがあります。
それ以外では所属する企業のルールを確認いただくことをお勧めいいたします。企業の福利厚生ですと月2万円以上の医療費は健保組合が負担してくれるという企業の方もいらっしゃいました。
少ないケースではありますが、経済的なご負担に関してはご自身のおかれた環境でいろいろな手段を検討される事をおすすめいたします。

他院にて導入済みの方

すでに他院で導入済みの方にもご対応可能です。
ただしデュピクセント導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になります。
状況を確認させていただくため、デュピクセント専用フォームよりご連絡ください。

デュピクセントをお考えの方へ

お使いの患者さまの背景

年齢層は?

年齢層

20代~40代の方が多いですが、50代の方もいらっしゃいます。

 

男女比は?

男女比

当院でデュピクセントを導入された患者さまは男性の方が多くいらっしゃいました。
お仕事に集中するためということかもしれません。

 

デュピクセント治療を希望した理由

男女比

ぐっすり眠れるようになりたいという声は多いです。
本当に苦しまれていることを痛感します。

患者さまによるデュピクセントの自己評価

  • ※画像をクリックすると
    拡大表示します。

当院ではアトピー性皮膚炎患者様には、原則みなさまに症状チェックカードを用いて自己評価をしていただいております。症状チェックカードとは、ご自身で7つの簡単な自覚症状の質問にお答えいただくもので、無料で実施できます。 症状をスコア化することで現状把握ができますし、新しい治療を試す場合にも投与前と投与後の複数回確認することで、薬剤の効果をご自身で評価していただけます。

セルフPOEMスコアチェック

直近1週間の皮膚の状態について5つの選択肢から選んでください。

Q1.湿疹のために皮膚のかゆみがあった日は何日ありましたか?

Q2.湿疹のために夜の睡眠が妨げられた日は何日ありましたか?

Q3.湿疹のために皮膚から出血した日は何日ありましたか?

Q4.湿疹のために皮膚がジクジク(透明な液体がにじみ出る)した日は何日ありましたか?

Q5.湿疹のために皮膚にひび割れができた日は何日ありましたか?


Q6.湿疹のために皮膚がボロボロとはがれ落ちた日は何日ありましたか?

Q7.湿疹のために皮膚が乾燥またはザラザラしていると感じた日は何日ありましたか?

POEMスコアチェック 点数

0・・・全くなかった
1・・・1~2日
2・・・3~4日
3・・・5~6日
4・・・毎日

※POEMというアトピー性皮膚炎の重症度を判断するスコアを採用しています。

POEMを開発されたイギリスのノッティンガム大学(University of Nottingham Centre of Evidence Based Dermatology (CEBD))のDr Natasha Rogers, MSci PhDからご評価いただきました。

デュピクセントは投与後すぐに皮膚症状が大幅に改善する方が多くいらっしゃいます。しかし自覚症状の評価はむずかしく、とても良くなったと感じる方、あまり変わらないと感じる方と人それぞれです。症状が落ち着くと投与前のつらい感覚がなくなり、もともと落ち着いた状態だったと感じるようです。そこで投与前後のスコアを比較することで、どれくらい改善したかを明らかにすることができます。

実際のスコアカードです。一目瞭然で改善が見て取れます。

  • 投与前

  • 投与2週後

  • ※画像をクリックすると拡大表示します。

患者さまとのやりとりの例

デュピクセントを開始してもあまり効かないという訴えのある患者さまがいらっしゃいました。皮膚症状の改善が少なく効果の実感も少なければ治療意欲が減ってしまいます。医師の診断だけでなくご本人にも治療効果を適正に評価をしていただくことが重要です。ご自身の投与前後のPOEMスコアを比較すると、スコアは半分に減っていました。ご本人もそんなに効果があったのかと大変驚かれ、前向きに治療に取り組んでいただいています。やはり自分自身で付けたスコアの改善度は説得力があります。大変な決断をして導入を希望された患者さまにできる限りお力添えをしたいと考えています。

当院でデュピクセントを導入された患者さまのPOEMスコアの推移

プライバシー保護の観点から皮膚症状の画像は掲載しませんが、少しでも改善度をイメージしやすいように、POEMスコアを一部掲載いたします。ご参考までにご覧ください。

デュピクセント導入前に比べ、約2週間ほどでスコアが大幅に低下し、自覚症状が改善されている事がお分かりになるかと思います。
(※皮膚症状によって個人差はございますので、予めご了承ください。)

現状のスコアが8点を超える方は中等症となり、大変苦しまれていらっしゃることだと思います。当院ではいただいたご質問への回答や自己注射のご指導など、しっかりとご理解いただける体制を取っております。デュピクセント導入にあたりご質問がありましたら、ご遠慮なさらずにデュピクセント専用フォームからご連絡ください。

新しいエビデンスについて

デュピクセントは新しい薬剤ですので情報がアップデートされます。当院では重要な情報に関しては適切に開示しお伝えしていく予定です。
デュピクセントは切れ味が鋭く16週間投与後にはほとんどの方の症状が落ち着きます。その後の継続投与について、発売当初から議論されており、投与量を減らす、投与間隔を伸ばすなどの方法が提唱されていました。
しかし気になるデータが出てきました。海外のデータにはなりますが、デュピクセントを投与し16週経過後、結果が良好な方の投与間隔を変更して影響を 確認した臨床試験です。
投与間隔を ①毎週②2週間ごと(承認用法)③4週間ごと④8週間ごと に振り分けて比較しており、効果は①・②の群では長期にわたって効果が維持されました。

ここで副次的な項目として抗薬物抗体の発現率を確認しています。

抗薬物抗体の発生頻度は
① 1.2%(毎週)
② 4.3%(2週間ごと)
③ 6.0%(4週間ごと)
④ 11.7%(8週間ごと)

この結果から投与間隔を伸ばすと抗デュピルマブ抗体の発現する頻度が増加する可能性があります。
抗薬物抗体ができても有効性や安全性で問題とならない場合もありますが、中和抗体が誘導されると治療効果が低下する可能性があります。

デュピクセント導入にあたりご質問がありましたら、ご遠慮なさらずにデュピクセント専用フォームからご連絡ください。

韓国のデュピクセント事情について

費用に関して驚いたのが、韓国でのデュピクセント治療についてです。韓国でもデュピクセントは発売されているのですが、健康保険の適応になっておらず日本の10倍近い費用がかかるそうです。
韓国のご出身で日本で生活されている患者さまのお話では、日本ではとても安くデュピクセント治療が受けられると喜んでいらっしゃいました。

よくあるご質問

何回目ぐらいからよくなりますか?
上記POEMスコアのグラフをご参照ください。1回目で効果を実感される方がほとんどです。1回目でかゆみが軽減しなかった方でも2~3回までに皆様かゆみが明らかに軽減したとおっしゃいます。
デュピクセントを始めるとどれぐらい続ければよいのでしょうか?
新薬のため明確な指標はありません。まずは16週間(約4か月)投与し、16週間後に効果があれば続け、効果がなければ中止するようにと定められています。
注射をやめることはできるのでしょうか?
経過を見てご相談しながらご判断いたします。当院ではエビデンスに基づいて最新情報をお伝えするようにしています。
良くなったら投与をやめ、再開することは可能でしょうか?
現時点では可能です。当院の患者さまでも再開されている方もいらっしゃいます。
注射はどれぐらい痛いですか?
思ったより痛くないという方が多いです。
自己注射は難しいですか?
個人差はありますが当院では看護師ができるまでご指導いたします。自己注射が困難な方は院内での注射を継続することも可能です。
なぜ中等症以上の方のみ使用なのですか?
厚生労働省のデュピクセント最適使用推進ガイドラインにより定められているためです。
どんな副作用が多いですか?
重篤な副作用報告はほぼなく、当院では一例も見られておりません。
頻度が高い副作用は結膜炎です。必要に応じて眼科の受診をお願いしております。</d >
デュピクセントを投与していても新型コロナウイルスワクチンを接種して問題がないか?
接種は可能です。(発売元のサノフィ社に確認済)
デュピクセントは生ワクチンを接種する場合に注意が必要とされています。
デュピクセントの臨床試験時にはコロナウイルスワクチンタイプ(mRNA、アデノウイルスベータワクチン)は存在しませんでしたのでデータはありません。
ただしNIH(米国国立衛生研究所)および DHHS (米国保健社会福祉省)におけるワクチンの分類では、新型コロナウイルスワクチンは非生ワクチンとして分類されており、生ワクチンではないためデュピクセントの投与は可能と考えられます。