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乳児の顔面や上肢などに生じる赤あざで、イチゴを半分に割ったような外観です。 生まれた時ははっきりしませんが、生後2~3週間頃から現れ、徐々に増大して1歳頃にピークを迎えます。やがて自然に消えていきますが、中には傷跡のように残ってしまう場合もあります。あざが小さく気にならない場所にある場合には様子を見るのも選択肢の1つですが、鼻、口、首、眼や耳の周辺に発症した場合は、発達や機能の障害に繋がる可能性があるため、できるだけ早期の治療をお勧めします。 主な治療法に、色素レーザー療法と薬物療法があります。 色素レーザー療法は、期間を置きながら複数回のレーザー照射を行います。照射の回数を重ねるたびにあざの色は薄くなりますが、色や膨らみが完全には取れない事もあります。 薬物療法は「ヘマンジオルシロップ」という、プロプラノロールを主成分とするお薬の内服で、血管腫の増殖を抑え、あざが小さくなるのを速めます。 しかし、プロプラノロールは元々、高血圧症などの治療薬でもあるため、低血圧や心拍数の低下などの副作用があらわれることがあります。
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小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)
「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。 2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。