漢方薬117「茵蔯五苓散(インチンゴレイサン)」

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☆休診日: 水曜、日曜、祝日
予約なしでも受診可能です
(当院では「診療時間 = 受付時間」です。診療時間内にお越しください。)

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茵蔯五苓散とは

茵蔯五苓散の画像

じんましんや二日酔いのむかつき、むくみに使用される漢方薬です。
炎症を抑える生薬、身体の水分バランスを調節する生薬などで構成されています。
五苓散に生薬の茵蔯蒿を加えた処方です。主薬である”茵蔯蒿”と五苓散の名を合わせて処方名としています。
出典は後漢時代の医者である張仲景(チョウチュウケイ)が著した金匱要略(キンキヨウリャク)です。

オンライン診療対応可能

当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

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茵蔯五苓散の特徴

茵蔯五苓散は以下の生薬が含まれます。

  • 茵蔯蒿(インチンコウ)
  • 蒼朮(ソウジュツ)
  • 沢瀉(タクシャ)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 猪苓(チョレイ)
  • 桂皮(ケイヒ)

茵蔯五苓散の対象患者さまについて

効能効果はのどが渇いて、尿が少ないものの次の諸症: 嘔吐、じんましん、二日酔のむかつき、むくみです。

使用目標は以下の通りです。
(使用目標=証)
体力中等度の人で、口渇、尿量減少、浮腫があり、軽度の黄 疸を伴う場合に用いる。

茵蔯五苓散の使い方

成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。

茵蔯五苓散を服用する上での注意点

副作用として過敏症(発疹、発赤、掻痒等)が報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。

茵蔯五苓散の患者さま負担・薬価について

医療用とされている茵蔯五苓散としては「ツムラ茵蔯五苓散エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は191.25円で1包(2.5g)あたり63.75円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは1721.25円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)

よくあるご質問

茵蔯五苓散にはどんな副作用がありますか?

詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。

茵蔯五苓散はどんな効果がありますか?

のどが渇いて、尿量が減少するもののじんましんやむくみ、二日酔いのむかつきに効果が期待できる漢方薬です。

茵蔯五苓散はドラッグストアで売っていますか?

第二類医薬品として販売されています。詳しくは各販売店舗にお問い合わせください。

ほかにどんな漢方薬がありますか?

漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。

» 漢方薬の詳細はこちら

 

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記事制作者

小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)

「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。
2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。