漢方薬45「桂枝湯(ケイシトウ)」

  日祝
9:00~13:00 - -
15:30~18:30 - - -

☆休診日: 水曜、日曜、祝日
予約なしでも受診可能です

  • 巣鴨千石皮ふ科 ネット予約
  • ネット予約の手順
  • キーワード(症状、薬品名、治療、医院について等)をご入力ください。

FacebookTwitterLine

桂枝湯とは

桂枝湯の画像

体力が低下し、自然にジワジワと汗をかくような場合の風邪に使用される漢方薬です。ご高齢の方が服用するケースが多いです。
5種の生薬から構成されており、その主薬である桂枝の名をとって処方名としています。
出典は中国・後漢時代の傷寒論(ショウカンロン)、金匱要略(キンキヨウリャク)です。

オンライン診療対応可能

当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

» オンライン診療の詳細はこちら

桂枝湯の特徴

桂枝湯は以下の生薬が含まれます。

  • 桂皮(ケイヒ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 大棗(タイソウ)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 生姜(ショウキョウ)

桂枝湯の対象患者さまについて

効能効果は体力が衰えたときの風邪の初期です。

使用目標は以下の通りです。
(使用目標=証)
比較的体力の低下した人で頭痛、発熱、悪寒、身体痛などがあり、自然に汗の出やすい場合に用いる。

桂枝湯の使い方

成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。

桂枝湯を服用する上での注意点

重大な副作用として偽アルドステロン症、ミオパチーが報告されています。その他、過敏症(発疹、発赤、掻痒等)が報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。またその他の注意として湿疹、皮膚炎等が悪化することが多いとなっております。

桂枝湯の患者さま負担・薬価について

医療用とされている桂枝湯としては「ツムラ桂枝湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は50.25円で1包(2.5g)あたり16.75円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは452.25円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)

よくあるご質問

桂枝湯にはどんな副作用がありますか?

詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。

桂枝湯はどんな効果がありますか?

体力が低下し、自然にジワジワと汗をかくような場合の風邪に効果が期待できる漢方薬です。

桂枝湯はドラッグストアで売っていますか?

ツムラから第二類医薬品として販売されています。ただし安全性を高めるために、一般用医薬品では用法用量を調節していることがあります。詳しくは各販売店舗にお問い合わせください。

ほかにどんな漢方薬がありますか?

漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。

» 漢方薬の詳細はこちら

 

FacebookTwitterLine

記事制作者

小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)

「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。
2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。