ルリコナゾールはルコナックの成分名（一般名）です。イミダゾール系抗真菌薬で、真菌の細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害して殺菌的に作用します。爪白癬の原因菌である皮膚糸状菌に対してすぐれた抗真菌活性があることから、爪白癬の治療に用いられます。
ルリコナゾールを主成分とする医療用医薬品としては、ルコナックのほかにルリコンがありますが、ルコナックに含まれるルリコナゾールの濃度はルリコンの5倍で、爪に対する透過性および貯留性を高めた製剤設計になっています。
なお、発売当初のルコナックは、容器の先端部分を爪に押し付けて薬液を出す「プッシュ式」でした。現在は、容器の先端のフェルト部分に薬液をしみ込ませて塗布する「マーカー式」になっており、より利便性が高くなっています。

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