- パソコンが苦手なのですが、大丈夫でしょうか?
- 失敗を恐れずにトライすれば、問題なくできると思います。
「パソコンを壊してしまったら……、データを消してしまったら……、とパソコンを触ること自体に苦手意識を持つ人が多いように感じます。作業マニュアルもありますし、そう簡単にパソコンは壊れず、データも消えません。たとえ失敗してもその失敗を繰り返さないようにすれば問題はないので、あまり心配しすぎない方がいいと思います。」
- 患者さんはどんな方々なのでしょうか?うまく対応できるか心配です
- いろいろな患者さまがいらっしゃいますが、総じてみなさん穏やかな方が多いように感じます。
「巣鴨や千石にお住まいの地元の方や、近隣で働く方、お子さんなどが多い印象です。アトピー性皮膚炎や乾癬の方ですと遠くから定期的に通院されている方もいらっしゃいます。以前の職場と比べると当院の患者さまは、穏やかな方が多いように感じます。患者さまからのクレームもほとんどないので、心配しすぎなくても大丈夫だと思います。」
- 仕事は忙しいでしょうか?ついていけるか不安です。
- 作業によってスピード感は求められますが、慣れれば大丈夫です。
「私も未経験からスタートし、スピード感を求められる仕事もあります。例えば先生の隣で電子カルテに入力するクラークなどスピードが必要なこともありますが、回数をこなしていけば大丈夫だと思います。またどんなに忙しくても全員でフォローし合っているので、安心してください」
- オンライン診療などのシステムに対応できるでしょうか?
- 新しいシステムはマニュアルもあり、使っていくうちに慣れるので心配はいりません。
「私は医療事務の学校を卒業していますが、新しいシステムに対応する不安な気持ちはわかります。電子カルテや仕様・モデルなどは学校で習ったものとかなり異なっていて「全然違う!」と慌てることもしばしばありました。しかし当院にはマニュアルがそろっているので、最初はマニュアルとにらめっこし、わからないことは先輩スタッフにその都度確認しながら仕事をしていくうちに慣れ、戸惑うことも少なくなりました。まだ先輩スタッフさんに尋ねたり日々学んでいる身ですが、それほど不安に思わなくても大丈夫だと思います。」
経験・ブランクについて
- 医療事務が未経験なのですが、どのくらいで慣れるものでしょうか?
- 受付・会計業務には約半年、クラーク・レセプト業務は現在も勉強中です。
「全くの未経験からのスタートだったので、初めは覚えることも多く大変でした。現在は一連の流れを把握できるようになってきましたが、特にクラークとレセプトの業務は病名や薬の名前など知識が必要です。勤務歴が1年弱なので、周りの皆さんのお力を借りながらいろいろ学んでいるところです。
→ご本人は謙遜されていますが、短期間に驚くぐらい成長してくれて、あっという間になくてはならない存在になっています(院長)
- クリニックの事務は未経験ですが、自分に勤まるでしょうか?
- 未経験でも先輩スタッフのフォローがあるので大丈夫です。
「私もクリニックの勤務や医療事務はまったくの未経験でした。わからないことだらけでしたが、先輩スタッフにフォローしていただいて、なんとか仕事をこなすことができました。日々忙しいなかで、みなさん親身になって考えてくれ、嫌な顔ひとつせず、本当に丁寧に教えていただきました。私も新しく入ったスタッフの不安な気持ちがわかるし、同じように寄り添って接するように心がけています。」
- 皮膚科での勤務経験がないので不安です
- 柔軟に働くという気持ちがあれば問題ないと思います。
「私も前職はクリニックでしたが別の科だったので、やはり不安はありました。皮膚科での仕事内容もわからず開院スタッフとして働き出しましたが、科は違っても医療事務の内容に大きな差はなく、ひと安心した記憶があります。科によって仕事内容に細かい違いはありますが、わからないことは周囲のスタッフに確認するなど、柔軟に対応できれば大丈夫だと思います。」
- 働くこと自体にブランクがあるのですが、大丈夫でしょうか?
- 働く意欲さえあれば、しっかりフォローしながら研修・指導を行っていきますので問題ないと思います。
「私も12年のブランクがありました。最初は別のクリニックで短時間のパートとして働いていました。その後5年前に巣鴨千石皮ふ科のオープニングスタッフとしてフルタイム勤務として働き始めました。子どもの受験が重なって大変な時期もありましたが、仕事を再開したいという気持ちがあれば、どなたでも大丈夫です。皆さんフォローしてくださり大変助けていただいたので、ブランクがある人にも働きやすい職場だと思っています。」
研修について
- 研修について教えてください
- 当院の研修は実践型です。
「先輩スタッフが横について、仕事を覚えていく実践型のスタイルをとっています。実際に現場に立ってやったほうが、クリニックの仕事の流れが理解しやすいです。先輩スタッフが横についてサポートしてくれたのでやりながら学べるし、覚えやすくてとてもよかったです。」
- なぜシフトを分けているのですか?
- すべての業務を把握する必要があるからです。
「もともとシフトは働きやすくするためにスタッフが出してくれたアイディアでした。やるべき業務全体をみんなでこなすよりも、分担して一人一人が各々の業務に集中して取り組んだ方が効率が上がります。そこで医療事務の業務を内容ごとに区切り、この業務は誰々が担当するというシフト表ができあがっていきました。今では研修も業務ごとに進めています。一つの業務に集中して取り組むので習得が早いです。(院長)」
「このやり方でどのシフトも一通り体験すると、業務同士のつながりがわかっていきます。このためにこの業務をやっていたのかと、点と点がつながっていく感覚です。全体が見えてくるようになると一つ一つの業務に対しても、より効率よくミスがないように進められるようになります。」
人間関係について
- 人間関係が出来上がっている職場に新しく入ることに不安を感じます
- 私も不安でした、人見知りなので。
「職場の人間関係は誰しもが不安になると思います。私は開院当初からお勤めされている先輩のなかに飛び込んだのですが、いろいろ親切に仕事を教えてもらい、むしろ不安が吹き飛びました。院長先生をはじめとして、忙しい中でも他のスタッフに気遣いを忘れない先輩事務スタッフ、看護師さんに本当に助けられました。」
- 年代が異なるスタッフと上手くやっていけるでしょうか?
- 20~50代のスタッフがそれぞれを尊重し、協力して働いています。
「院長の私は40代ですが、看護師さんと事務スタッフさんは20~50代で年齢も家族の状況もバラバラです。50代の事務スタッフは、大学生の娘さんがいるので20代のスタッフに対しても自然に対応しています。また看護師ふたりも高校生&中学生のお母さんで、来院した小さなお子さんへの対応も柔らかく、子育ての経験からくるものだと感じます。仕事上での関係ではありますが、お互いのプライベートや人となりを尊重してコミュニケーションができています。スタッフの年代は異なりますが、むしろそれがいい感じにクリニックの雰囲気づくりに作用しているように感じています。」(院長)
- スタッフの連携がうまくいくように、どんな工夫をしていますか?
- 誰もが発言する機会をもうけてスタッフの連携を強化しています。
「毎朝の申し送りと、2週間に1回のミーティングをしています。ミーティングでは、スタッフの連携や問題点、改善点などをざっくばらんに話しながら共有しています。診療中の忙しい時に直接確認できないケースや、患者さまの前では言うべきではないことなどは院内用のチャットでやりとりし、気づいたスタッフがフォローするようにしています。」
その他の質問
- 巣鴨千石皮ふ科で働いたことで、自分が成長したと思う点はありますか?
- 言葉遣いに気を付けるようになりました。
「新卒で入り、仕事の経験がなかったせいもありますが、言葉遣いには日々気を付けています。院長先生を始めとして、先輩スタッフもとにかく言葉遣いが丁寧です。同じことを言っても言葉の選び方、言い方、雰囲気などで患者さまには不安や誤解を与えてしまうこともあるので、それは常に意識しています。自分としては、まだまだと思うこともありますが、頑張っています。」
- 自分のライフプランに合わせて長く働きたいのですが、可能ですか?
- フルタイム勤務後にライフプランが変わりましたが、状況に合わせて柔軟に対応してくださいました。
「クリニックが開院して5年が経ちますが、私はその間に結婚、妊娠、出産を経験し、今は1歳4ヵ月の息子の育児に追われています。最初はフルタイムで働いていましたが、状況が変わるたびに面談して働き方の相談に乗っていただきました。産休、育休などを提案していただき、現在は残業のない時短勤務を選択しています。クリニックが忙しい時は、先に帰るのは申し訳なく気が引けるのですが、一緒に働くスタッフが“早く帰って”とか“Tさんは何時まで”と声をかけてくださって、すごく助かっています。子どもが産まれても仕事を続けたかったので、このクリニックの環境には感謝しています。」
- 今後どうなりたいか教えてください
- ずっとここで働いていきたいです。
「いまは独身で子供のことは考えていませんが、女性だとライフプランに合わせて働き続けられるかが心配になります。とても理解のある職場で、仕事と育児を両立できるように要望を聞いてくれているのかなと思います。先輩は出産前には定時で帰らせてもらい、出産後も1年間育休を取得し、今は時短勤務をされています。実際に目にすると自分がそうなったときにありがたいと思います。」
求める人材について
- どんな人材を希望していますか?
- スタッフ同士のコミュニケーションと和を大切にできる方を希望しています。
「巣鴨千石皮ふ科では、“患者さま第一”を最も大切なことと考えています。働き始めは自分のことでいっぱいいっぱいになることが多いと思いますが、他のスタッフさんたちとのコミュニケーションを取りながら、患者さまに寄り添うように働いてもらえたら、と思っています。経験はなくても構いません。わからないことはその都度確認し、アドバイスには耳を傾け、スタッフ同士の和を大切にする人材を希望しています。」(院長)
「3か月の試用期間があり業務を遂行しながら少しずつ研修を重ねていきます。新しく入った方にはスタッフが全面的にフォローする体制があります。慣れない職場で初めての事、戸惑う事、間違うこともあると思いますが、自分のやり方に固執せず、スタッフのフォローやアドバイスを素直に受け取ってくれる方が来てくれればと思っています。」