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常習便秘に使用される漢方薬です。大黄、甘草の2種類の生薬から構成されており、それをそのまま処方名として名付けられました。作用はシャープであると言われています。大黄は作用が強いため、甘草を加えることによって作用を緩和させています。
出典は中国・後漢時代に著された金匱要略（キンキヨウリャク）です。
当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です（送料無料）。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
大黄甘草湯は以下の生薬が含まれます。
効能効果は便秘です。
使用目標は以下の通りです。
（使用目標＝証）
常習便秘に広く用いる。
成人の場合、1日合計7.5gを2～3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
重大な副作用として偽アルドステロン症、ミオパチーが報告されています。その他、消化器症状（食欲不振、腹痛、下痢等）が報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。また、使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。
医療用とされている大黄甘草湯としては「ツムラ大黄甘草湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は60.00円で1包（2.5g）あたり20円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは540円の薬剤費となります。（薬剤費のみの計算です）
詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。
常習便秘に効果が期待できる漢方薬です。
ツムラから第二類医薬品として販売されています。ただし安全性を高めるために、一般用医薬品では用法用量を調節していることがあります。詳しくは各販売店舗にお問い合わせください。
漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。
