半夏白朮天麻湯とは
胃腸が弱く、冷えを伴うような方の頭痛・めまいに使われる漢方薬です。
12種類の生薬から構成されており、主薬である半夏、白朮及び天麻の名を取って名付けられています。
身体が冷え、水分バランスが乱れてしまったことにより生じた胃腸機能を改善し、気の巡りを良くして、めまいや頭痛を改善します。
出典は中国の名医・李東垣(リトウエン)が生み出した処方で脾胃論に収載されています。
オンライン診療対応可能
当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
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半夏白朮天麻湯の特徴
半夏白朮天麻湯は以下の生薬が含まれます。
- 陳皮(チンピ)
- 半夏(ハンゲ)
- 白朮(ビャクジュツ)
- 茯苓(ブクリョウ)
- 天麻(テンマ)
- 麦芽(バクガ)
- 黄耆(オウギ)
- 沢瀉(タクシャ)
- 人参(ニンジン)
- 黄柏(オウバク)
- 乾姜(カンキョウ)
- 生姜(ショウキョウ)
半夏白朮天麻湯の対象患者さまについて
効能効果は胃腸虚弱で下肢が冷え、めまい、頭痛などがある者です。
使用目標は以下の通りです。
(使用目標=証)
比較的体力の低下した胃腸虚弱な人が、冷え症で、持続性のあまり激しくない頭痛、頭重感、めまいなどを訴える場合に用いる。
1)悪心、嘔吐、食欲不振、全身倦怠感などを伴う場合。
2)腹部が軟弱で、心窩部に振水音を認める場合
半夏白朮天麻湯の使い方
成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
半夏白朮天麻湯を服用する上での注意点
副作用として過敏症(発疹、蕁麻疹等)が報告されています。その他の注意として湿疹や皮膚炎等が悪化することが製品情報に記載されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。また、使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。
半夏白朮天麻湯の患者さま負担・薬価について
医療用とされている半夏白朮天麻湯としては「ツムラ半夏白朮天麻湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は174.00円で1包(2.5g)あたり58円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは1566円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)
よくあるご質問
- 半夏白朮天麻湯にはどんな副作用がありますか?
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詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。
- 半夏白朮天麻湯はどんな効果がありますか?
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胃腸が弱く、冷えを伴うような方の頭痛、めまいに効果が期待できる漢方薬です。
- 半夏白朮天麻湯はドラッグストアで売っていますか?
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クラシエから第二類医薬品として販売されています。詳しくは各販売店舗にお問い合わせください。
- ほかにどんな漢方薬がありますか?
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漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。
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