漢方薬124「川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)」

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☆休診日: 水曜、日曜、祝日
予約なしでも受診可能です
(当院では「診療時間 = 受付時間」です。診療時間内にお越しください。)

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川芎茶調散とは

川芎茶調散の画像

感冒の初期に出現する頭痛や特発性の頭痛に使用される漢方薬です。
生薬の川芎を主薬とし、細末とした散剤の服用時に茶清(茶湯)にて調下(飲み下す)することを茶調といい、処方名としています。
出典は和剤局方(わざいきょくほう)です。
痛みをとる生薬や身体を温める生薬、気の巡りを整える生薬などで構成されています。

オンライン診療対応可能

当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

» オンライン診療の詳細はこちら

川芎茶調散の特徴

川芎茶調散は以下の生薬が含まれます。

  • 香附子(コウブシ)
  • 川芎(センキュウ)
  • 羌活(キョウカツ)
  • 荊芥(ケイガイ)
  • 薄荷(ハッカ)
  • 白芷(ビャクシ)
  • 防風(ボウフウ)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 茶葉(チャヨウ)

川芎茶調散の効能効果

効能効果はかぜ、血の道症、頭痛です。
※血の道症:女性のライフサイクルにおけるホルモンバランスの変動に伴って現れる心身の様々な不調の総称のこと。

使用目標(証)は、体力の強弱にかかわらず、感冒初期にみられる頭痛や特発性の頭痛に用います。

  • 感冒では初期で、頭痛の他、悪寒、発熱、関節痛などのある場合。

川芎茶調散の使い方

成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。

川芎茶調散の副作用

重大な副作用として偽アルドステロン症、ミオパチーが報告されています。その他、消化器症状(食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等)の副作用が報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。

川芎茶調散の患者さま負担・薬価について

医療用とされている川芎茶調散としては「ツムラ川芎茶調散エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は99.00円で1包(2.5g)あたり33円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは891円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)

よくあるご質問

川芎茶調散にはどんな副作用がありますか?

詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。

川芎茶調散はどんな効果がありますか?

かぜ、血の道症、頭痛に効果が期待できる漢方薬です。

ほかにどんな漢方薬がありますか?

漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。

» 漢方薬の詳細はこちら

 

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記事制作者

小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)

「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。
2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。