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皮膚が枯燥し、貧血傾向がある方の冷え症や月経不順、産後の疲労回復といった婦人科疾患などに使用される漢方薬です。４種類の生薬から構成されており、そのことを四物と表現し、処方名としています。血を補い、局所に巡らし潤すような生薬で構成されています。
出典は宋時代に出典された和剤局方（ワザイキョクホウ）です。
当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です（送料無料）。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
四物湯は以下の生薬が含まれます。
効能効果は皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症：産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、 冷え症、しもやけ、しみ、血の道症です。
使用目標は以下の通りです。
（使用目標＝証）
比較的体力の低下した人で、手足が冷え、諸種の出血や貧血の徴候があり、皮膚の枯燥傾向のある場合に用いる。
1）月経不順、自律神経失調症状などを伴う婦人。
2）腹部軟弱で臍傍に動悸を触れる場合。
成人の場合、1日合計7.5gを2～3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
副作用として消化器症状（食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等）が報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。また、使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。
医療用とされている四物湯としては「ツムラ四物湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は101.25円で1包（2.5g）あたり33.75円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは911.25円の薬剤費となります。（薬剤費のみの計算です）
詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。
皮膚が枯燥し、貧血傾向がある方の冷え症や月経不順、産後の疲労回復に効果が期待できる漢方薬です。
クラシエから第二類医薬品として販売されています。詳しくは各販売店舗にお問い合わせください。
漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。
