クロベタゾンはキンダベートの成分名（一般名）です。ステロイド外用薬の一種で、作用の強さは下から2番目のミディアムクラスです。
抗炎症作用があまり強くないため、難治性あるいは強力な抗炎症作用を必要とする皮膚疾患の治療にはあまり向いていません。一方、反復再発しやすいアトピー性皮膚炎（乳幼児湿疹を含む）や、皮膚萎縮、潮紅などの局所的副作用が発現しやすい顔面、頸部、腋窩、陰部の湿疹・皮膚炎に対して有用性が高いことが知られています。
臨床的安全性については、全身におよぼす影響（副腎皮質系機能の抑制）および局所的副作用（皮膚萎縮、潮紅など）において、V群（weak：ステロイド外用薬で最も弱いランク）相当であるとの評価を受けています。

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