グセルクマブはトレムフィアの成分名（一般名）です。生物学的製剤の一種で、IL（インターロイキン）-23p19という物質の働きをおさえます。IL-23は、リンパ球に働きかけて乾癬の皮膚症状や関節症状などを引き起こすIL‐17を多く放出させます。IL‐17に直接作用するのではなく、その上流にあるIL-23に作用する薬剤なので効果発現までに少し時間がかかるといわれていますが、乾癬の治療に用いる場合は投与開始から通常16週以内に、掌蹠膿疱症の治療に用いる場合は投与開始から通常24週以内に治療反応を得られるとされています。
なお、トレムフィアは自己注射が認められていないため、医療機関への受診が必須です。１回目に投与したあと2回目は4週間後、3回目以降は8週間ごとに皮下投与します。

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