ケトコナゾールはニゾラールの成分名（一般名）です。イミダゾール系の外用抗真菌薬で抗真菌活性が高く、角質層への浸透性および親和性にすぐれています。
発売当初はクリーム剤しかなく、適応も白癬、皮膚カンジダ症、癜風のみでした。しかし、脂漏性皮膚炎の発症に関与するとされているマラセチアにも効果があることから、臨床試験を経て、外用抗真菌薬として初めて脂漏性皮膚炎の適応を取得しました。
その後、水に難溶性であるケトコナゾールに製剤的な工夫を施し、ローション剤が開発されました。ローション剤も白癬、皮膚カンジダ症、癜風、脂漏性皮膚炎に適応があります。

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