漢方薬33「大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)」

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予約なしでも受診可能です
(当院では「診療時間 = 受付時間」です。診療時間内にお越しください。)

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大黄牡丹皮湯とは

大黄牡丹皮湯の画像

便秘がちな人で月経関連の不調が続く方、痔疾に使用される漢方薬です。
5種の生薬で構成されており、その主薬である大黄と牡丹皮の名をとって処方名としています。
出典は中国の医学書である、金匱要略(きんきようりゃく)です。
局所のうっ血を改善するような生薬や瀉下(便通を促すよう)の生薬などで構成されている漢方薬です。

オンライン診療対応可能

当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

» オンライン診療の詳細はこちら

大黄牡丹皮湯の特徴

大黄牡丹皮湯は以下の生薬が含まれます。

  • 冬瓜子(トウガシ)
  • 桃仁(トウニン)
  • 牡丹皮(ボタンピ)
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芒硝(ボウショウ)

大黄牡丹皮湯の効能効果

比較的体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちな方の次の諸症です。

  • 月経不順
  • 月経困難
  • 便秘
  • 痔疾

使用目標(証)は、比較的体力が充実し、下腹部に緊張・抵抗・圧痛があり、便秘して瘀血を伴う場合に用います。

  • 月経困難・過多月経などの月経異常

大黄牡丹皮湯の使い方

成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。

大黄牡丹皮湯の副作用

副作用として、消化器症状(食欲不振、腹痛、下痢等)の副作用も報告されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。その他の注意点として無水ボウショウが含有されているので、治療上食塩制限が必要な患者に継続投与する場合は注意することとされています。

大黄牡丹皮湯の患者さま負担・薬価について

医療用とされている大黄牡丹皮湯としては「ツムラ大黄牡丹皮湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は98.25円で1包(2.5g)あたり32.75円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは884.25円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)

よくあるご質問

大黄牡丹皮湯にはどんな副作用がありますか?

詳しくはこちらを参照ください。
症状に気づいた場合は、使用をやめ、処方元の医師や薬剤師にご相談ください。

大黄牡丹皮湯はどんな効果がありますか?

比較的体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちな方の月経不順、月経困難、痔疾に効果が期待できる漢方薬です。

ほかにどんな漢方薬がありますか?

漢方薬には多くの種類があり、国内で医療用として承認されたものは148処方あります。詳細はこちらのページをご覧ください。

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記事制作者

小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)

「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。
2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。