- 当帰飲子はドラッグストアで売っていますか?
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ドラッグストアでも販売されています。一般用医薬品になるため、医療用医薬品に比べるとエキス量が約半分で効果がマイルドです。
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目次
当帰飲子とは
当帰飲子は湿疹や痒みに使われる漢方薬です。出典は漢方の古典といわれる中国の医書『済生方(サイセイホウ)』です。10種類の生薬から成り、主薬である当帰の名を取り名付けられました。また、「飲」は冷服することを指し、「子」は頻回に服用することを指示するという解釈と音韻の収まりをよくするためにつけたという説があります。
オンライン診療対応可能
当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
- 下記のいずれかのボタンからお申込みください。
当帰飲子の特徴
当帰飲子は以下の生薬が含まれます。
- 地黄(ジオウ)
- 芍薬(シャクヤク)
- 当帰(トウキ)
- 川芎(センキュウ)
- 何首烏(カシュウ)
- 蒺藜子(シツリシ)
- 防風(ボウフウ)
- 荊芥(ケイガイ)
- 黄耆(オウギ)
- 甘草(カンゾウ)
当帰飲子の効果・対象患者さまについて
当帰飲子は分泌物が少なく、皮膚の乾燥がある方の湿疹や皮膚炎によく用いられる漢方薬です。特にご高齢の方のかゆみなどに処方されます。
皮膚の乾燥は「血」※が不足する「血虚(けっきょ)」の症状であり、カサカサした皮膚のかゆみを改善させます。「血虚」:全身を巡ってさまざまな組織に栄養を与えます。主に血液を指します。
当帰飲子の効能効果としては冷え症のものの慢性湿疹(分泌物の少ないもの)、かゆみです。
(使用目標=証)
比較的体力の低下した人の皮膚疾患で、瘙痒を主訴とし分 泌物の少ない場合に用いる。
1)皮膚が乾燥して湿潤していない場合。 2)老人に適用されることが多い。
当帰飲子の使い方
成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお容量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
当帰飲子を服用する上での注意点
重大な副作用として偽アルドステロン症(初期症状:手足のだるさ、こわばり、むくみなど)、ミオパチーが報告されています。その他、過敏症(発疹、発赤、掻痒、蕁麻疹)、消化器症状(食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢)が報告されています。記載の症状などが現れましたら服用を中止し、医師に相談してください。
当帰飲子の患者さま負担・薬価について
医療用とされている当帰飲子としては「ツムラ当帰飲子エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は105.00円で1包(2.5g)あたり35円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは945円の薬剤費となります(薬剤費のみの計算です)
よくあるご質問