じんましん治療薬「ゾレア(オマリズマブ)」生物学的製剤

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じんましんのゾレア(オマリズマブ)導入

蕁麻疹(じんましん)について

蕁麻疹(じんましん)が起きる原因はいくつもあります。青魚(サバやアジ)、甲殻類(エビやカニ)、豚肉、そばなどを食べることによって起こる食物アレルギーが有名ですが、この外にも、ある種の薬物を服用したとき、細菌やウイルスの感染症、日光や機械的刺激に過敏に反応したときなど多岐の要因によって起こることがあるのです。

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ゾレアとは

蕁麻疹(じんましん)の原因を特定する際には、皮内テストやプリックテスト、薬剤検査、機械的刺激に対する反応など、症状を見極めながら検査を行います。しかし、色々な検査を行ったにもかかわらず、原因の特定に至らないことが大部分を占めます。

製薬会社のノバルティスファーマが製造販売している「ゾレア」は、このような検査によっても原因が特定できず、既存の治療によって十分な効果が得られなかった患者さまに対して使用するお薬です。

具体的には、特発性の慢性蕁麻疹(じんましん)の原因の一つと考えられるIgEを抑えます。これにより、蕁麻疹(じんましん)の原因となるヒスタミンの産生を阻害したり、アレルギー症状を軽減させる効果が期待できるのです。

なお、ゾレアは一般的な抗アレルギー薬やステロイド薬とは異なり、既に起こっている症状を速やかに軽減する薬剤ではありません。

また、12週間ほど投与し続けても効果が認められないときは、服用の中止を検討します。

当院ではゾレア治療を行っています

当院ではじんましん治療のためゾレアを導入しておりますので、詳しい検査を行ったうえで適応のある方に投与可能です。

導入前のご相談について

遠方にお住まいの方から「近隣にじんましん治療でゾレアを扱う医療機関がない」「自分の症状にはゾレアが投与が可能かどうか知りたい」というお問い合わせをいただくことがあります。ゾレアを投与可能であれば通院したいというお気持ちかと推測されます。
心情もよくわかりますのでまずは当院のオンライン診療をご利用いただくことをおすすめします。

当院では2020年4月より新型コロナウイルス感染対策として、初診からのオンライン診療に対応しております。ご来院いただかなくともオンラインでご相談いただくことが可能です。まずお話を伺い適応がありそうな場合にご来院いただくことで、少しでもご不安な患者さまのお役に立てればと考えています。

こちらは遠方在住の患者さまからのご提案により実現いたしました。初診をオンライン診療を用いて実施し、詳細な状況を確認できたことでトラブルなく次回来院時にゾレアを導入することができました。その点をご評価いただきメッセージをいただきました。

» オンライン診療を経てゾレアを導入された患者さまからのクチコミ

ゾレア導入に際し、オンライン診療の初回相談をご希望の方はオンライン診療ページをご確認の上お申し込みください。

» オンライン診療の詳細はこちら

 

当院の自己注射の指導方法について

患者さまが治療を選択する上で心配事となる自己注射について、当院の取り組みをご紹介いたします。どのような考えで自己注射の指導にのぞんでいるかをご覧いただき、少しでも患者さまの不安の解消につながれば幸いです。

» 自己注射の詳細はこちら

 

ゾレアの対象となるのは

  • 今までの治療で効果が不十分だった
  • 12歳以上である
  • 蕁麻疹(じんましん)の原因が不明だ
  • ゾレアに対する過敏症の既往がない

※なお、妊娠中および授乳中の女性は、必ず主治医にご相談ください。

ゾレア投与後は、以下の症状に注意して下さい

  • 気管支の痙攣
  • 呼吸困難
  • 血圧低下
  • 失神
  • 全身の発疹
  • 全身の痒み
  • 唇や舌、のどの粘膜などの腫れ など

※上記のような症状が見られたときは、速やかに主治医や医療機関までご連絡ください。

ゾレアの医療費

ゾレアをどのように用いるのかによって異なりますが、一般的には4週間ごとに1回300㎎を投与します。この場合、1か月あたり約6万円となります。(この他に、通常の初・再診料や投薬、調剤料などの費用が掛かります)

なお、実際の患者さまの窓口負担額は、年齢や収入、医療保険の制度(市町村国保、組合健保など)によって異なりますが、概ね1~3割負担です。さらに、高額療養費制度などの負担軽減措置が設けられています。詳しくは、ご加入の保険者(市町村や企業の健保組合)までご確認ください。

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