抗アレルギー薬「アレグラ(フェキソフェナジン)」

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アレグラとは?

アレグラの写真

アレグラ(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)は、かゆみを伴う皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、じんま疹、 皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)やアレルギー性鼻炎などに対して有効な飲み薬です。

かゆみや鼻炎の原因であるヒスタミンを抑制する働きがあり抗ヒスタミン薬とも呼ばれています。

薬を内服すると有効成分が血流に乗って全身に行き渡りますが、脳には届きにくいため眠くなりにくいといわれています。

アレグラの特徴

抗ヒスタミン薬はアレグラの他にも十数種類あります。薬ごとに少しずつ異なる特徴を持っているため、それぞれの患者さまに一番適した抗ヒスタミン薬を選ぶ必要がありますが、アレグラは抗ヒスタミン薬の中でも最も幅広い方に向けて処方しやすいお薬の1つです。

アレグラを使用できる年齢

成人・高齢者はもちろん、生後6ヶ月の小児でも使用することができます(※ドライシロップに限る。錠剤やOD錠は7歳以上から使用可)。この月齢から使用できる抗ヒスタミン薬はザイザル®(レボセチリジン)・アレグラ®(フェキソフェナジン)・ザジテン®(ケトチフェン)の3種類のみです。また妊婦さんや授乳婦さんの場合でも治療によるメリットが大きいと判断される場合は投与することができます。

アレグラと腎機能障害や肝機能障害について

腎機能障害や肝機能障害があっても使用しやすいです。他の抗ヒスタミン薬は「腎(もしくは肝)機能障害がある場合は慎重に投与するように」といった注意書きがあるものが多いですが、アレグラにはいずれもありません。アレグラは腎臓で代謝されるため腎機能障害がある場合は減量して投与しますが、いろいろな合併症が疑われる場合でも比較的処方しやすいお薬ということができます。

アレグラの自動車運転の制限について

また抗ヒスタミン薬は眠気が出ることがあるので自動車などの運転を制限するものも多いです。しかしアレグラに関してはその制限がありませんので内服中でも運転することが可能です(※人によっては眠気が出る場合もあります。眠気が出てしまう方は運転を控えていただくようお願いします)。

» 自動車運転についての各薬剤の比較の詳細はこちら

以上のように、アレグラは抗ヒスタミン薬の中でも比較的制限が少なく、非常に使い勝手の良い薬です。

アレグラの使い方

錠剤やOD錠(水なしで飲める錠剤)の場合

成人や12歳以上の小児の場合、通常1回60mgを1日2回、7歳以上12歳未満の小児には、通常1回30mgを1日2回内服します。

錠剤でもOD錠でも同様です。その他症状によって適宜増減します。

ドライシロップ(水に溶かして飲む粉薬)の場合

アレグラドライシロップは7歳未満でも内服できます。2歳以上7歳未満の小児には1回30mg(ドライシロップとして0.6g)を1日2回、6ヵ月以上2歳未満の小児には1回15mg(ドライシロップとして0.3g)を1日2回、 懸濁(けんだく:水に溶かす)して内服します。成人や7歳以上の場合は錠剤と同様の用量、1回60mg(ドライシロップとして1.2g)を1日2回内服します。

このように剤型も豊富ですので、それぞれの患者さまごとに一番飲みやすい形のものを処方することが可能です。

アレグラを服用する上の注意点

頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。

日常生活における注意点

制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)とアレグラを同時に内服すると、アレグラの効果が弱まる可能性があります。

またエリスロマイシン(抗生物質の一種)と同時に内服すると今度はアレグラの血中濃度が上がる可能性があるといわれています。

このように飲み合わせの悪い薬もありますので、アレグラの処方を受ける際には普段内服している薬を医師に提示していただくようお願いします。

アレグラの患者さま負担・薬価について

純粋に薬剤費だけで比べた場合、アレグラの値段は以下のとおりです。

アレグラ錠30mg 36.7円/錠
アレグラ錠60mg 46.6円/錠
アレグラOD錠60mg 46.6円/錠
アレグラドライシロップ5% 114.72円/1.2g(60mg錠相当)

例えば三割負担の患者さまがアレグラ錠60mgを1日2回で30日間内服した場合、薬剤費は46.6円 × 2回 × 30日 × 0.3 = 838.8円となります。
ジェネリック薬を使用した場合はこれよりさらに安価に治療することが可能です。

よくあるご質問

医療用のアレグラと市販のアレグラ(アレグラFX®︎)は何が違うのですか?

有効成分・添加物・内服方法は全て同じです。つまり医療用も市販用も同程度の効果や副作用があると考えられます。60mg錠同士で比較すると錠剤の大きさも同一です。しかし剤型は医療用の方が豊富です。医療用のアレグラは60mg錠以外にOD錠、30mg錠、ドライシロップなど様々なタイプがありますが、市販薬では60mg錠しかありません。そういったこともあり、処方薬は6ヶ月児から使えるのに対し市販薬では15歳以上での使用に制限されています。

また値段に関しても違いがあります。医療用では保険が効くため、薬剤費は市販品よりも安くなります。医療機関を受診すると診察代も必要になるので一概には言えませんが、長期的に内服する必要がある場合は医療機関で処方を受け取った方が安く済む可能性が高いです。