抗アレルギー薬「ルパフィン錠(ルパタジン)」

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ルパフィンとは?

ルパフィンの画像

ルパフィンは、1日1回1錠(10mg)を経口で服用するお薬です。症状に応じて倍量(20mg)投与(1日1回2錠)服用することもできます。

蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そうよう症)に伴う皮膚のかゆみの治療やアレルギー性鼻炎に用いられます。

名称の由来はルパフィンの一般名であるルパタジンより、Rupatadine と PAF(platelet activating factor:血小板活性化因子)、IN(Inhibition:抑制)からRUPAFINと命名されました。2001年にスペインのユリアック社が創製し世界90カ国以上で承認されています。

オンライン診療対応可能

当院では、初診からオンライン診療にてアレルギーの治療薬の処方を行っております。通院なしで症状に合った薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

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ルパフィンの特徴

ルパフィン錠は、アレルギーの原因となるヒスタミンだけではなくPAF(platelet activating factor:血小板活性化因子作用)を抑える新しい作用機序のアレルギー性疾患治療薬です。
PAFとヒスタミンの2つのケミカルメディエーターを抑えることにより、血管拡張や血管透過性の亢進、気管支収縮、知覚神経刺激等の即時型アレルギー症状を抑制するとともに、白血球の遊走活性化も抑えることから、遅延型アレルギー症状の抑制も期待できる薬剤として開発されました。

ルパフィンの薬物動態

ルパタジンの最高血中濃度到達時間(Tmax)は0.91時間で代謝物であるデスロラタジンの血中濃度半減期(t1/2)は20.65時間となっています。抗アレルギー薬の中でも即効性があり効果が持続するといえるでしょう。

安全性情報

小児等への投与

ルパフィンは12歳以上の適応となっており、12歳未満の小児は適応外となります。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため妊婦、又は妊娠している可能性のある場合はルパフィンの使用をお控えください。授乳中の服用は、活性代謝物であるデスロラタジンが乳汁への移行が報告されたことから、ルパフィンの使用をお控えいただきますようお願いします。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能(肝、腎等)が低下しており、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、慎重に投与することとされています。

相互作用

CYP3A4阻害剤(エリスロマイシン、ケコトナゾール等)、グレープフルーツジュースはルパフィンの血中濃度が上昇する可能性があり、併用注意となっています。アルコールも中枢神経抑制作用が増強される可能性があるため、併用注意となっています。

ルパフィンの患者さま負担・薬価について

ルパフィン10mg1錠の薬価は46.4円です。例えば三割負担の患者さまがルパフィン10mgを1日1回で30日間内服した場合、薬剤費は46.6円 × 1回 × 30日 × 0.3 = 419.4円となります(薬剤費のみの計算です)。

よくあるご質問

ルパフィンはどうして「就寝前」に飲むよう勧められるのですか?

ルパフィンは比較的眠気の副作用が強いことから、寝る前に飲むことをおすすめしています。また、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事しないようご注意ください。

ルパフィンの強さはどれくらいですか?ほかの薬に比べてどれくらい効果があるのですか?

ルパフィンをはじめとした第二世代の抗ヒスタミン薬については、効果にそれほど大きな違いはないとされています。
ただ、複数の臨床試験を横断的に解析した研究によると、ルパフィンは花粉症の鼻症状を緩和する効果がほかの抗ヒスタミン薬に比べて若干優れていたという結果が得られています。
もっとも、抗ヒスタミン薬の効果のあらわれ方は人によってかなり異なります。また、処方にあたっては併用薬や副作用の発現状況などにも配慮しなければいけません。状況によってはルパフィンよりほかの薬が適している場合もありますので、ご承知ください。

ルパフィンの眠気の副作用は、どれくらいの頻度であらわれますか?

添付文書上、ルパフィンの眠気の副作用の発現頻度は9.3%とされています。
そのほか、倦怠感(0.1~5%未満)、めまい(0.1%未満)、注意力障害、疲労、無力症(いずれも頻度不明)なども報告されています。
ただし、副作用は薬を服用した人全員にあらわれるものではなく、発現するかどうかを事前に予測することもできません。一方で、普段眠気などの副作用があらわれない人でも、体調が悪いと眠気を感じる場合があります。
重大な事故を防ぐためにも、ルパフィン服用中は自動車の運転や高所の作業など危険をともなう作業は避けるようにしてください。

ルパフィンで痩せたり太ったりすることはありますか?

ルパフィンで痩せるという報告はありません。体重増加については報告がありますが、発生頻度も体重増加の程度もそれほど高いものではないと考えられます。
したがって、ルパフィンが体重に影響するおそれはほとんどないといえるでしょう。

ルパフィンの眠気が翌日まで続くことはありますか?服用から何時間後なら運転できますか?

ルパフィンは効果持続時間の長い薬剤です。そのため、眠気の副作用が翌日まで続く可能性は大いにあります。
また、継続して服用している場合、有効成分および活性代謝物が常に血液中に存在する状態になります。そのため、「服用から何時間経ったら運転できるか」という点については明確にお答えできません。
仕事や通勤時などに車の運転が避けられない場合は眠気の副作用が出にくい薬剤への変更を考慮しますので、診察時にご相談ください。

ルパフィンの効果が出るまでどれくらいかかりますか?

ルパフィンは、服用してから比較的短い時間で血中濃度が最大になります。ただし、食後に服用すると血中濃度が最大になるまでの時間が1時間程度長くなることが報告されています。
このようなことからすると、初回服用時であってもおおむね1~2時間程度で症状改善効果を実感できると考えられます。

 

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