抗アレルギー薬「ザイザル(レボセチリジン)」

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ザイザルとは?

ザイザルの写真

ザイザル(一般名:レボセチリジン)は、湿疹に伴うかゆみ・蕁麻疹・アレルギー性鼻炎など様々なアレルギー症状に対して有効な飲み薬でかゆみなどの原因であるヒスタミンの働きを抑制します。

ザイザルは第二世代の抗ヒスタミン薬で抗アレルギー薬と呼ばれています。抗ヒスタミン薬は古くからある第一世代と比較的新しい第二世代に分けられます。第二世代抗ヒスタミン薬は副作用も少なく、効果の持続、アレルギー反応の治療効果もすぐれています。

ザイザルの特徴

抗ヒスタミン薬は第二世代のものだけでも十種類以上あります。そのため、患者さまの年齢・内服回数・副作用・妊娠や授乳の有無・運転の可否などを基準に選ぶことが多いです。

ザイザルの基本的な特徴は以下の通りです。

  • 大人は通常1日1回、1錠内服(症状によっては1日1回、2錠まで増量可能)
  • 運転などの危険を伴う機械操作をする場合には使用してはいけない(眠気をもよおすことがある)
  • 生後6ヶ月のお子さまから使用可能(抗ヒスタミン薬の中で最も早くから使用できる)
  • 重度腎機能障害の患者さま(クレアチニンクリアランス(腎機能障害の判断指標)が10ml/min未満)には投与不能

このような特徴から、ザイザルは1日2回以上薬を飲むのが難しい大人の方や、小さなお子さまに向いています(お子さまの場合、年齢によっては1日2回の内服が必要です)。

成人の患者さまにもよく使われていますが、第二世代の抗ヒスタミン薬の中で比較するとザイザルは眠気が出やすく自動車運転は不可とされています。
運転する頻度が高い患者さまには不向きなお薬です。

» 自動車運転についての各薬剤の比較の詳細はこちら

ザイザルの剤型・規格

ザイザルは剤型や規格も豊富です。先発品であれば通常の錠剤タイプの他、OD錠(口の中で自然に溶けるタイプ)やシロップがあり、ジェネリック薬品ではこれらに加えて粉状のタイプもあります。それぞれの患者さまごとに一番飲みやすいものを提供することが可能です。剤型や、先発品か後発品かなどによって薬の値段も変わります。種類が多いので、以下の一覧表にてご確認ください。

【ザイザル(レボセチリジン)の種類一覧表】

主に4種類あります。通常の錠剤、OD錠、シロップ、粉薬(ドライシロップです。)OD錠とはラムネのように口の中で溶けるタイプの錠剤で、服用する際に水が必要ないのでお子さまや高齢の方でも非常に飲みやすい剤型です。シロップは多少の苦味があるため、お子さまに内服させる場合はジュースなどに混ぜると少し飲みやすくなります。
粉薬(ドライシロップ)はいちごミルク風味がついています。水やぬるま湯に溶かして内服します。ご希望の剤型をお伝えいただけるとお子さまの治療の継続につなげることができます。

剤型 先発・後発 薬剤名 薬剤費(3割負担の場合)
錠剤 先発品 ザイザル錠 5mg 22.59円/錠
後発品 レボセチリジン塩酸塩錠5mg 5.46〜8.07円/錠
OD 錠 先発品 ザイザルOD錠 5mg 22.59円/錠
後発品 レボセチリジン塩酸塩OD錠5mg 8.07円/錠
先発品 ザイザルOD 錠 2.5mg 17.46円/錠
後発品 レボセチリジン塩酸塩OD錠2.5mg 5.46〜5.91円/錠
シロップ 先発品 ザイザルシロップ0.05% 41.7円/10ml
後発品 レボセチリジン塩酸塩シロップ0.05% 20.1円/10ml
先発品 レボセチリジンドライシロップ0.25g 5.19円/包
後発品 レボセチリジンドライシロップ0.5g 10.38円/包

【年齢ごとの用法・用量】

ザイザルは年齢ごとに投与量が細かく設定されています。薬の剤型によっても単位が異なるため、お子さまに飲ませる場合には投与量に間違いがないか、特に注意が必要です。一般的な使用量です。病状や腎機能の状態などにより投与量は増減する場合があります。

1回あたりの内服量(通常の量)
年齢 用法 ドライシロップ シロップ 錠剤・OD錠
6ヶ月〜1歳未満 1日1回(時間指定なし) 0.25g 2.5ml 適応なし
1歳〜7歳未満 1日2回(朝食後・就寝前) 0.25g 2.5ml 適応なし
7歳〜15歳未満 1日2回(朝食後・就寝前) 0.5g 5ml 2.5mg
成人(15歳〜) 1日1回(就寝前) 1g 10ml 5mg

ザイザルを服用する上の注意点

以下に当てはまる患者さまの場合は、副作用に注意が必要です。

  • 高齢者の方
  • 肝機能障害・腎機能障害をおもちの方(ザイザルの血中濃度が高くなりすぎる可能性あり)
  • 妊婦の方(動物実験で、ザイザルの成分が胎盤を通過することが確認されている)
  • 授乳婦の方(母乳にザイザルの成分が移行することが確認されている)
  • てんかんの既往がある方(てんかんを起こす場合がある)

これらのうち一つでも当てはまる項目がある患者さまの場合には、まずはザイザル以外の抗ヒスタミン薬で治療することが好ましいです。診察時に、必ずお申し出下さい。

日常生活における注意点

まずザイザルと飲み合わせの悪い薬として、テオフィリン(気管支拡張薬)・リトナビル(抗ウイルス薬)・ピルシカイニド(抗不整脈薬)があります。また、ザイザルはアルコールとの相性も良くありません。ザイザルを内服する際は、飲酒は控えていただくようにお願いします。

よくあるご質問

ザイザルと同じ成分の市販薬はありますか?

同じ抗ヒスタミン薬という意味では市販品があり、薬局で購入可能です。しかしこれらはザイザルと異なる成分を使用しており、完全に違うお薬です。ザイザルの主成分であるレボセチリジンを含んだ内服薬は市販されていません。医療用医薬品として医療機関で処方するお薬となっています。