- 清上防風湯はドラッグストアで売っていますか?
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ドラッグストアでも販売されています。ただし医療用医薬品と一般用医薬品では用法用量が異なります。これは安全性をより高めるために服用量を調整しているためです。
目次
清上防風湯とは
清上防風湯の出典は万病回春です。龔廷賢(きょうていけん)によって明の時代の1587年に編纂(へんさく)された医学書です。この時代の日本は安土桃山時代、豊臣秀吉が天下統一を果たす3年前にあたります。清上防風湯の名称の由来は本方は、12種類の生薬で構成されており、主薬は防風です。清上とは、上焦すなわち横隔膜よりも上部、とくに顔面、頭部にうっ滞した熱を清解させるの意で、ここでは頭部の瘡(できもの、はれもの)の炎症を緩解させることを意味しており、名称の由来とされています。
構成生薬は清熱薬(冷やす、炎症を除いてあげる)と去風薬(かゆみ止め)、排膿の薬能がある生薬を始め、バランスの取れたユニットになっているのが特徴的です。急性期の赤く炎症を伴うニキビに使われます。体力があり、青年男女の面皰にお使いいただける処方です。何度も繰り返すような慢性化したニキビには、荊芥連翹湯などが用いられます。
オンライン診療対応可能
当院では、初診からオンライン診療にて漢方薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
- 下記のいずれかのボタンからお申込みください。
清上防風湯の特徴
清上防風湯は以下の生薬が含まれます。
- 黄連(オウレン)
- 黄芩(オウゴン)
- 山梔子(サンシシ)
- 連翹(レンギョウ)
- 薄荷(ハッカ)
- 甘草(カンゾウ)
- 荊芥(ケイガイ)
- 浜防風(ハマボウフウ)
- 白芷(ビャクシ)
- 川芎(センキュウ)
- 桔梗(キキョウ)
- 枳実(枳実)
清上防風湯の効果について
(効能効果)
にきび
(使用目標)
比較的体力のある人の顔面および頭部の発疹で発赤の強いもの、化膿しているものなど
に用います。
1)青年者の面皰。
清上防風湯の使い方
成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
清上防風湯を服用する上での注意点
副作用として偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、黄疸、腸間膜静脈硬化症
などが報告されております。また、その他にも過敏症、消化器症状などが報告されてお
ります。本剤を服用中に体調が優れなくなった場合は本剤の服用を中断してご相
談ください。
清上防風湯の患者さま負担・薬価について
医療用とされている清上防風湯としては「ツムラ清上防風湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は93円で1包(2.5g)あたり31円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは837円の薬剤費となります(薬剤費のみの計算です)
よくあるご質問