- レスタミンコーワクリームと同じ成分の市販薬はありますか?
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レスタミンコーワクリームと同じ成分の市販薬はありません。
市販薬のなかには「レスタミン」という名称が入っているものもありますが、医療用のレスタミンコーワクリーム1%とは成分が若干異なります。また、適応も同じではありません。
そのため、市販薬を医療用のレスタミンコーワクリーム1%とまったく同じように使うことはできません。
- 市販のレスタミンの成分を調べたら、「ジフェンヒドラミン塩酸塩が1g中に20mg含まれている」と書いてありました。医療用のレスタミンコーワクリーム1%は、ジフェンヒドラミンが1g中に10mgしか含まれていないので、市販のレスタミンのほうが効きがいいってことですか?
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医療用のレスタミンコーワクリーム1%の成分であるジフェンヒドラミンは、市販薬に含まれているジフェンヒドラミン塩酸塩に比べて皮膚からの浸透性がすぐれていることが知られています。そのため、医療用のレスタミンコーワクリーム1%が市販のレスタミンに比べて効果が弱いわけではありません。効果発現に十分な濃度が配合されていますので、ご安心ください。
- 先日処方されたレスタミンコーワクリームのふたを開けたら、少しドロッとした感じになっていました。これって、使っても大丈夫ですか。
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レスタミンコーワクリームは、密栓して直射日光を避け、室温(30度以下)で保存しても、夏季には内容物が溶けて不均一になることがあります。メーカーによると、かきまぜれば問題なく使用できるとのことですが、ご家庭で均一に混ぜるのは難しいと思われますので、使用を避けてください。
なお、比較的温度の低い場所で保管すれば、内容物が溶けることはほとんどありません。したがって、夏場など30度を超える日が続く場合は、凍結を避けて冷蔵庫などで保存してください。また、高温になりがちな自動車内に放置するのも避けてください。
- レスタミンコーワクリームが処方されると、毎回小分けの容器に入った状態で薬局から渡されます。チューブタイプを処方してもらうことはできませんか?
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医療用のレスタミンコーワクリーム1%は、500g包装と1㎏包装しかありません。そのため、薬局では処方量に合わせて軟膏容器にレスタミンコーワクリームを詰め、患者さまに交付することになります。チューブタイプはそもそも存在しませんので、ご了承ください。
なお、「大きな軟膏容器では持ち運びが不便」「50gを2つの容器に分けて欲しい」などのご要望がある場合は、薬局にご相談ください。ご希望に応じて容器を分けるなどの対応が可能な薬局もあると思います。
ただし、小分けする場合は別途容器代が必要になる場合もあります。容器代の対応は薬局により異なりますので、かかりつけの薬局にあらかじめ確認することをおすすめします。
- レスタミンコーワクリームは、顔にも塗れますか?
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レスタミンコーワクリームは、顔など皮膚の薄い部分にも使用できます。
ただし、眼科用剤ではないため、目のまわりには使用できません。
誤って目に入ってしまった場合は、すぐに水やぬるま湯などで洗い流してください。洗い流したあとに目に違和感などが残る場合は、速やかに眼科を受診して適切な治療を受けてください。
- レスタミンコーワクリームはかゆみに効くということですが、ステロイドが入っているのですか?
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レスタミンコーワクリームの有効成分であるジフェンヒドラミンは、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という神経伝達物質の働きをおさえ、皮膚のかゆみや発赤などの症状をやわらげる抗ヒスタミン成分です。
ステロイドではないため、幼いお子さまやステロイドを使いにくい皮膚の薄い部分(顔や陰部など)のかゆみにも処方されることがあります。
- レスタミンコーワクリーム1%を塗り忘れた場合はどうすればいいですか?
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レスタミンコーワクリーム1%を塗り忘れた場合は、気が付いたときに1回分を塗布してください。ただし、次の塗布時間が近い場合は、忘れた分を飛ばして次の塗布時間に1回分を塗れば大丈夫です。その際、塗り忘れ分をあわせて2回分の量を塗らないようにしてください。