蕁麻疹の市販薬|成分・効果・注意点と医療機関を受診するタイミングについて

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蕁麻疹とは

蕁麻疹は、皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり、短時間で症状がなくなる皮膚の病気です。かゆみをともなうことが多いですが、チクチクとした感じや焼けるような感じを覚えることもあります。
通常、蕁麻疹は数十分から数時間以内に消えますが、症状が半日から1日ほど続く場合もあります。ただ、一度発症すると毎日のように蕁麻疹があらわれることも珍しくなく、症状が6週間以上継続する場合は「慢性蕁麻疹」と診断されます。

蕁麻疹の治療

蕁麻疹の原因(食べ物や薬、物理的な刺激など)や悪化させる因子(ストレスや疲労など)がわかっている場合は、それらを取り除いたり避けたりして症状が誘発されないようにします。
しかし、蕁麻疹の多く(7割程度)は原因を特定することができません。とはいえ、原因がわからなくても体内の「ヒスタミン」の作用をおさえれば蕁麻疹の症状は軽減できます。そのため、治療ではおもに抗ヒスタミン作用のある薬剤を使用します。
医療機関では、眠気などの副作用が少ない第二世代の抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)を処方することが多いです。基本的な治療で改善が見られない慢性蕁麻疹については、生物学的製剤の「ゾレア」の使用も選択肢となります。

» ゾレアの詳細はこちら

» 抗アレルギー薬の詳細はこちら

蕁麻疹の市販薬

飲み薬

市販の内服薬で蕁麻疹に適応があるのは、おもに第一世代の抗ヒスタミン薬を主成分とする製品です。第二世代の抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)を主成分とするものもありますが、種類はあまり多くありません。
蕁麻疹に使える市販薬としては、以下のようなものがあります。

  • アレルギール錠(第一三共ヘルスケア)

有効成分:クロルフェニラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)、ピリドキシン塩酸塩(皮膚の正常な働きをサポートするビタミン)、グリチルリチン酸(炎症をおさえる成分)、グルコン酸カルシウム水和物(蕁麻疹の症状を鎮める成分)
対象年齢:4歳以上

  • レスタミンコーワ糖衣錠(興和)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)
対象年齢:5歳以上

  • ムヒAZ錠(池田模範堂)

有効成分:アゼラスチン(第二世代の抗ヒスタミン薬)
対象年齢:15歳以上

  • ジンマート錠(ロート製薬)

有効成分:メキタジン(第二世代の抗ヒスタミン薬)、リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・ニコチン酸アミド(皮膚の正常な働きをサポートするビタミン)
対象年齢:15歳以上

塗り薬

市販の外用薬で蕁麻疹に適応があるのは、おもにジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)を主成分とする製品です。
市販の外用薬は医療用医薬品とは異なり、清涼成分(メントールなど)を含む製品も多数あります。清涼感で症状が緩和されたと感じることもあるため、このような効果を期待する場合は清涼成分配合のものを選ぶとよいでしょう。
蕁麻疹に使える市販薬としては、以下のようなものがあります。

  • 液体ムヒベビー(池田模範堂)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)、パンテノール(皮膚の正常な働きをサポートするビタミン)
対象年齢:3ヵ月以上

  • ユースキンリカA(ユースキン)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)、グリチルレチン酸(炎症をおさえる成分)、ジブカイン塩酸塩(かゆみなどを感じにくくする成分)、dl-カンフル・l-メントール(かゆみをおさえる清涼成分)
対象年齢:3ヵ月以上

  • 新レスタミンコーワ軟膏(興和)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)
対象年齢:制限なし

  • メンソレータムジンマート(ロート製薬)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)、クロタミトン(かゆみを鎮める成分)、リドカイン(かゆみなどを感じにくくする成分)、l-メントール(かゆみをおさえる清涼成分)、酸化亜鉛(はれをおさえる成分)、グリチルリチン酸(炎症をおさえる成分)
対象年齢:制限なし

  • ウナコーワクールジェル(興和)

有効成分:ジフェンヒドラミン(第一世代の抗ヒスタミン薬)、リドカイン(かゆみなどを感じにくくする成分)、l-メントール・dl-カンフル(かゆみをおさえる清涼成分)
対象年齢:制限なし

市販薬を蕁麻疹に使う際の注意点

本当に蕁麻疹かどうか

医師から蕁麻疹であるとの診断を受けた場合は、蕁麻疹に適応のある市販薬を使っても構いません。
しかし、診断を受けていない場合に自己判断で市販薬を使うのは避けるべきです。実際、当院を受診された患者さんのなかには、中毒疹(薬やウイルス、細菌などによって起こる急性の発疹症)や湿疹(特定の部位に赤みやかゆみがあらわれ、比較的長期間症状が続く)など別の疾患に蕁麻疹用の市販薬を使っていた方もいらっしゃいます。
症状に応じた薬を使わないとかえって症状が悪化することもあるため、ご注意ください。

市販薬と医療用医薬品は必ずしも同じものではない

医療用医薬品の多くは1つの薬に1つの成分しか配合されていませんが、市販薬は複数の成分が配合されている場合が少なくありません。また、医療用医薬品と同成分・同一名称の市販薬であっても、対象年齢や適応が違うことがあります。
市販薬を選ぶ際には名称や有効成分だけではなく、適応なども確認して正しく使用してください。飲み合わせなどに不安がある場合は、購入前に薬剤師や登録販売者に相談するようにしましょう。

副作用に関する注意

蕁麻疹に適応のある市販の飲み薬には、眠気に注意が必要な成分が配合されていることが多いです。眠気のあらわれ方には個人差がありますが、服用した場合は自動車の運転や機械の操作など危険をともなう作業はしないでください。
また、蕁麻疹に適応がある市販の外用薬のなかには、ステロイドが配合されているものもあります。誤った使い方をすると、皮膚が薄くなってしまったりニキビができやすくなったりすることもあるため注意が必要です。
このページで紹介した外用薬はいずれもステロイドが配合されていませんが、ほかの市販薬を購入する際はステロイド成分の有無を確認するようにしてください。

こんな場合は早めに受診を……

症状の軽い蕁麻疹であれば、市販薬で治療することも可能です。しかし、市販薬を1週間ほど使っても症状が改善しない場合は、薬が合っていない・蕁麻疹ではない、などの可能性も否定できません。特に以下の場合は早めに受診して、症状に応じた適切な治療を受けるようにしましょう。

  • 症状があまりにもひどい場合
  • 症状がどんどん悪化している場合
  • 症状が1週間以上続いている場合

蕁麻疹のオンライン診療

蕁麻疹にオンライン診療がおすすめな理由

蕁麻疹の治療は長くかかることも多いため、医療機関で診断を受けたあとであれば市販薬を継続して使うのも選択肢の一つでしょう。
しかし、医療機関への受診が難しい場合はオンライン診療も考えてみてください。
当院では、蕁麻疹についてもオンライン診療を行っております。蕁麻疹は常に症状が出ているわけではなく、対面の診察でも症状が出たときの写真をもとに治療を進める場合が少なくありません。画像をもとに治療を行うという点で、蕁麻疹はオンライン診療と相性のよい疾患といえます。
また、オンライン診療には保険が適用されるため、市販薬を購入する場合より薬剤費が安価になることがあります。オンライン診療であれば、眠気の出にくい第二世代の抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)も処方可能です。
なお、条件付きにはなりますが、当院では慢性蕁麻疹に適応があるゾレアの処方にもオンライン診療で対応しております。長引く蕁麻疹にお悩みの方はご相談ください。

» オンライン診療を経てゾレアを導入された患者さまからのクチコミ

オンライン診療対応可能

当院では、蕁麻疹のオンライン診療に初診から対応しております。ご来院いただかなくとも診療ができ、薬剤をお送りすることも可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。蕁麻疹でお悩みの方は、よろしければご活用ください。

下記のいずれかのボタンからお申込みください。

» オンライン診療の詳細はこちら

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記事制作者

小西真絢(巣鴨千石皮ふ科)

「巣鴨千石皮ふ科」院長。日本皮膚科学会認定専門医。2017年、生まれ育った千石にて 「巣鴨千石皮ふ科」 を開院。
2児の母でもあり、「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」を目指しています。