アトピー性皮膚炎治療薬

「デュピクセント」について

デュピクセントはネット予約ではなく、お問い合わせフォームからご連絡ください。

アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因をブロックする注射薬です。
今までの治療で十分な効果が得られなかった重症のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を示しており、これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬であると考えられます。ただしこういった生物学的製剤の特徴として、薬剤費が高く結果的に高額な患者負担となります。

» デュピクセントを使用される患者さんへ

適応患者について

  • ステロイド外用剤・プロトピック軟膏などの抗炎症外用剤を一定期間投与しても十分な効果が得られない15歳以上のアトピー性皮膚炎の方

※デュピクセントを投与開始後も、原則として外用剤は継続して頂きます。
※デュピクセントはいわゆる「脱ステロイド」のための薬剤ではありません。

» デュピクセントの使用にあたって(最適使用推進ガイドライン)

» デュピクセント 製品情報

患者負担について

デュピクセント®の治療を受ける場合の薬剤費の目安
令和2年4月現在のデュピクセント®の薬価をもとに計算しています。
令和元年10月時よりも薬価が20.2%軽減され、患者様のご負担がより少なくなりました。
※デュピクセント®の適応は成人です。
デュピクセント®
の薬剤費
(1本:66,356円)
初回
(2本)
2回目
以降
(1本)
132,712円 66,356円
自己負担額
(窓口で支払う金額)
3割 39,814円 19,907円
2割 26,542円 13,271円
1割 13,271円 6,636円

患者さんの経済的な負担を軽減するため、さまざまな医療費の助成制度があります。

» 知っておきたい医療費の助成制度について

当院での導入方法

初回導入の方(当日の接種はできません。)

デュピクセントに関してはお問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。

デュピクセントは高額な治療になりますので、導入に際してしっかりとご説明をさせて頂きます。
適応の判断はもちろんのこと、経済的なご負担や、通院スケジュール、自己注射についてなど、ご不安に思われることを解消して頂きます。

本薬剤が適応の場合は次回来院のご予約を院内でお取りし、次回から投与開始となります。
※冷蔵した薬剤を45分以上かけて常温に戻す必要があるため、必ず予約が必要です。

投与開始日のみ、2本を皮下注射します。
その後は当面2週間に1回、1本を皮下注射します。

他院にて導入済みの方

すでに他院で導入済みの方にもご対応可能です。
ただしデュピクセント導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になります。
状況を確認させていただくため、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

デュピクセント導入について

すでにデュピクセント20例以上の使用をご経験されている松島皮膚科医院 松島弘典先生より許可を頂きまして、以下の記事をご紹介いたします。

私はこちらのコメントを拝見して、当院での導入を決めました。
アトピー性皮膚炎でお悩みの患者さまの助けになれれば幸いです。お気軽にご相談ください。

» 松島皮膚科医院 Blog
【デュピクセント注射後の経過、適用外だった方々の経過】

当院で導入した患者様のメッセージもいただいております。

» Googleマップ

患者さまによるデュピクセントの自己評価

当院ではデュピクセント治療を導入する場合、原則みなさまに症状チェックカードを用いて自己評価をしていただいております。症状チェックカードとは、ご自身で7つの簡単な自覚症状の質問にお答えいただくもので、無料で実施できます。該当する答えをビンゴカードのように爪を折り※スコアを付けていき合計点を算出します。投与前と投与後の複数回確認することで、デュピクセントの効果をご自身で評価していただけます。

  • ※画像をクリックすると拡大表示します。
症状チェックカード 点数

0・・・全くなかった
1・・・1~2日
2・・・3~4日
3・・・5~6日
4・・・毎日

※POEMというアトピー性皮膚炎の重症度を判断するスコアを採用しています。

  • ※画像をクリックすると
    拡大表示します。

デュピクセントは投与後すぐに皮膚症状が大幅に改善する方が多くいらっしゃいます。しかし自覚症状の評価はむずかしく、とても良くなったと感じる方、あまり変わらないと感じる方と人それぞれです。症状が落ち着くと投与前のつらい感覚がなくなり、もともと落ち着いた状態だったと感じるようです。そこで投与前後のスコアを比較することで、どれくらい改善したかを明らかにすることができます。

実際のスコアカードです。一目瞭然で改善が見て取れます。

  • 投与前
  • 投与2週後
  • ※画像をクリックすると拡大表示します。

患者さまとのやりとりの例

デュピクセントを開始してもあまり効かないという訴えのある患者さまがいらっしゃいました。皮膚症状の改善が少なく効果の実感も少なければ治療意欲が減ってしまいます。医師の診断だけでなくご本人にも治療効果を適正に評価をしていただくことが重要です。ご自身の投与前後のPOEMスコアを比較すると、スコアは半分に減っていました。ご本人もそんなに効果があったのかと大変驚かれ、前向きに治療に取り組んでいただいています。やはり自分自身で付けたスコアの改善度は説得力があります。大変な決断をして導入を希望された患者さまにできる限りお力添えをしたいと考えています。

当院でデュピクセントを導入された患者さまのPOEMスコアの推移

プライバシー保護の観点から皮膚症状の画像は掲載しませんが、少しでも改善度をイメージしやすいように、POEMスコアを一部掲載いたします。ご参考までにご覧ください。

4名の方の平均POEMスコアは、導入前から比べて平均で60%改善しました。

現状のスコアが8点を超える方は中等症となり、大変苦しまれていらっしゃることだと思います。当院でデュピクセントを導入された患者さまは20名を超えました(2020年3月現在)。患者さまとのやりとりを通じて、ご不安に思われることへのご回答や導入時のご説明・自己注射のご指導など、スタッフも自信を持てるようになってきました。デュピクセント導入にあたりご質問がありましたら、ご遠慮なさらずにお問い合わせフォームからご連絡ください。