コラム
ほくろの盛り上がりは悪性?危ないほくろの見分け方、除去の方法など
2022年07月03日盛り上がるほくろとは? 「ほくろが盛り上がっているように見えるが、何か重大な病気ではないのか」という問い合わせをいただくことがよくあります。底面の大きさは変わっていないのにほくろの高さが盛り上がっており、心配に感じている患者さんから良性腫瘍か悪性腫瘍かとご質問いただいています。多くの場合はそのままにしていても問題ありませんが、ごくまれに悪性腫瘍のケースがあるので、念のため診察を受けていただきたいで……
【専門医が教える】ズキズキ・ヒリヒリする陰部の痛みとは?原因と対策
2022年06月19日デリケートゾーン(外陰部)は、下着やナプキンによる摩擦や、女性ホルモンの周期バランスに応じて敏感になりやすく、腫れたような痛みが起こりやすい箇所です。特に思い当たる原因がないときにズキズキ・ヒリヒリしたような痛み、チクチクするような痛みがあったら、何か疾病が隠れているかもしれないので、放置せずに医療機関を受診することが大切です。 デリケートゾーンに痛みがあるときに考えられる疾病の種類はいくつかあ……
夏に気をつけたい子どもの皮膚トラブルと対策とは?
2022年06月05日皮膚バリアの弱い子どもは皮膚トラブルが起きやすいですが特に夏はトラブルが多く見られます。汗や虫刺されによる痒み、湿疹、また感染症も多くなる季節です。 夏は子どもの皮膚疾患が多発 夏はよく晴れてピクニックやアウトドアスポーツ、海や山へのお出かけなどが楽しい季節です。夏休みのある子どもたちにとっては、思い切り遊んで楽しく過ごせる季節でもあるでしょう。ただ、夏は皮膚トラブルも起こりやすく、適切な対処法や……
脇汗や手汗などの多汗症対策に保険適用の塗り薬!制汗剤より効果が期待できます
2022年05月30日原発性局所多汗症とは 原発性局所多汗症とは汗が多くなる原因となる病気や障害が特に見当たらないが、局所に過剰に汗をかいてしまう疾患のことです。気温や湿度などの外部環境、ホルモンバランス、緊張状態など精神的側面においても多汗の原因として考えられるものがない場合に言われます。多汗の原因が特定できる場合は続発性局所多汗症と呼びます。 » 多汗症の詳細はこちら 保険適用の塗り薬がある多汗症 画……
チャドクガに要注意!毛虫皮膚炎の治療や予防を専門医が解説します
2022年04月10日毛虫皮膚炎とは、毛虫の毒がある毛やトゲに接触することで引き起こされる皮膚疾患の総称です。毛虫皮膚炎の原因となる毛虫はいくつかの種類がありますが、なかには重い症状を引き起こすものもあるため、適切な予防法と治療法がとても大切です。 今回はチャドクガの毛虫皮膚炎を紹介いたします。 毛虫皮膚炎を引き起こすチャドクガとは チャドクガはお茶の木に発生する毒蛾だったことから「茶毒蛾(チャドクガ)」と言う名前が付……
【男女別】薄毛・抜け毛の治療法について。推奨度を医師が解説
2022年03月24日※薄毛治療という用語について 正式には男性型脱毛症・女性型脱毛症という名称ですが、円形脱毛症と区別するために薄毛治療と記載しております。 薄毛治療に対する思い 他人にはあまり言えないけれど薄毛に悩んでいるという方は非常に多いです。髪の毛は見た目に関わり、ご本人にとっては大きな悩みであることは間違いないでしょう。当院でも薄毛の相談にいらっしゃる方は後を絶えません。私も母親もFAGA/FPHLの傾向が……
自宅でのムダ毛処理による肌トラブルとは?医療脱毛との違い
2022年03月06日ムダ毛の自己処理を行っていて、肌を痛めてしまった、かぶれが生じたといったさまざまなトラブルに見舞われているという声が寄せられています。肌に負担のかかりやすい処理方法を続けていると、今後さらに肌荒れがひどくなったり症状が悪化したりすることがあります。そうしたお悩みを持っている方におすすめしているのが医療レーザー脱毛です。 今回は、ムダ毛の自己処理で起きやすいトラブルの内容や部位、また医療レーザー脱毛……
これって本当に猫アレルギー?症状や便利な治療法・検査方法を知ろう
2022年02月20日アレルギーの原因(アレルゲン)にはさまざまな種類がありますが、そのひとつに動物の体毛やふけ、体液や排泄物などと接触・吸い込むことで人体の免疫機能が過剰に反応する「ペットアレルギー」があります。今回は代表的なペットアレルギーである「猫アレルギー」の発症事例を交えながら、治療法・予防法などをまとめてご紹介します。 猫アレルギーとは? 猫アレルギーの発症頻度は、成人の5人に1人ほどと言われており、決して……
【保険適用】皮膚科オンライン診療の活用法。こんな方におすすめ
2022年02月13日「オンライン診療ってご存じですか?」今回は当院のオンライン診療についてご紹介いたします。 オンライン診療をとりまく環境 オンライン診療は電話やスマホなどの情報通信機器を用いて診療を受けることができる仕組みで、当院では2017年に試験的に導入しました。2018年4月の診療報酬改訂で「オンライン診療料」が新設され国内で正式に制度化されましたが、要件が厳しくなかなか実用に至りませんでした。 転機が訪れ……
【変更点まとめ】アトピー性皮膚炎診療ガイドライン3年ぶり改訂
2022年02月06日2021年末に「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」が約3年ぶりに改訂されました。改訂ポイントを中心に解説いたします。 診療ガイドラインとは? 診療ガイドラインとはエビデンス(科学的根拠)に基づいて最適と考えられる治療法を提示する文書のことで、我が国における標準治療といえます。 アトピー性皮膚炎診療ガイドラインは日本皮膚科学会と日本アレルギー学会が合同で作成しています。皮膚科医と小児科医が協働で執筆……
春の新生活で皮膚疾患に悩むひとが急増!原因と正しい治療法は?
2022年01月23日春は新生活が始まる季節。新しい環境や人間関係が始まることに心が浮き立つシーズンですが、皮膚科では皮膚疾患を相談に来る患者さんが非常に多くなる時期でもあります。なぜこのタイミングで皮膚疾患のお悩みが増えるのでしょうか? 今回は、春の新生活と皮膚疾患の関係について、「春に皮膚疾患が増える原因」や「春先の肌荒れを早く治すための方法」をまとめました。すでに皮膚疾患をお持ちの方で、新生活の始まりに不安があ……
十人十色の水いぼの治療
2021年12月19日今回は、水いぼの治療法について詳しく解説していきます。2~10mmほどの光沢のあるいぼが皮膚にできる「水いぼ」は、乳幼児~小児に多い疾患で、保護者の方から当院に相談されることがよくあります。治療方法は、痛みを感じにくい方法や早期に治せる方法など、さまざまなものがありますので、お子さんにもっとも合っている治療法を選べるようにご相談を受け付けています。 水いぼは小児に多い感染性の皮膚疾患 水いぼは「伝……
いつになったらじんましんは治るの?長期化する場合は通院を
2021年12月12日じんましんは強いかゆみや皮膚の赤みを引き起こすため、日常的にストレスを感じやすい疾患です。老若男女関わらず誰にでも起こり得ますが、じんましんの原因を特定できないケースが非常に多いというのも特徴です。今回は、こうした疑問や悩みを持つ方のために、じんましんの種類や原因、そして検査法・治療法について解説します。 じんましんの患者さまのお悩み 「いつになったら治るの?」 「毎日繰り返し起こるけれど、この……
赤ちゃんのおむつかぶれを解決!こんなときには皮膚科の受診を
2021年12月05日今回はおむつかぶれの原因や予防法、できてしまった後の対処法、皮膚科を受診した方がよいケースなど、おむつかぶれにまつわる様々な疑問点を解消していきます。 こんなお悩みはありませんか? 「赤ちゃんのおしりに赤いブツブツができている」 「おむつが当たっている部分が赤くなっている」 「おしりをふいてあげると痛がって泣いてしまう」 おむつかぶれはどんな赤ちゃんにも起こり得ます。なるべく気をつけてあげた……
痛みの少ないいぼ治療とは?液体窒素スプレーとモノクロロ酢酸
2021年11月28日いぼは難治性で、治療には時間がかかります。液体窒素を用いた凍結凝固法という治療法が一般的ですが、いぼができている部位によっては強い痛みを感じてしまい、治療の継続がむずかしくなってしまうことがあります。痛みで治療をやめてしまった方はいらっしゃいませんか? 当院では、比較的に痛みの少ない液体窒素スプレーやモノクロロ酢酸(MCA)を用いた治療法を採用しています。それぞれの特徴やメリットがあり、患部の状……