コラム
【保険適用】皮膚科オンライン診療の活用法。こんな方におすすめ
2022年02月13日「オンライン診療ってご存じですか?」今回は当院のオンライン診療についてご紹介いたします。 オンライン診療をとりまく環境 オンライン診療は電話やスマホなどの情報通信機器を用いて診療を受けることができる仕組みで、当院では2017年に試験的に導入しました。2018年4月の診療報酬改訂で「オンライン診療料」が新設され国内で正式に制度化されましたが、要件が厳しくなかなか実用に至りませんでした。 転機が訪れ……
【変更点まとめ】アトピー性皮膚炎診療ガイドライン3年ぶり改訂
2022年02月06日2021年末に「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」が約3年ぶりに改訂されました。改訂ポイントを中心に解説いたします。 診療ガイドラインとは? 診療ガイドラインとはエビデンス(科学的根拠)に基づいて最適と考えられる治療法を提示する文書のことで、我が国における標準治療といえます。 アトピー性皮膚炎診療ガイドラインは日本皮膚科学会と日本アレルギー学会が合同で作成しています。皮膚科医と小児科医が協働で執筆……
春の新生活で皮膚疾患に悩むひとが急増!原因と正しい治療法は?
2022年01月23日春は新生活が始まる季節。新しい環境や人間関係が始まることに心が浮き立つシーズンですが、皮膚科では皮膚疾患を相談に来る患者さんが非常に多くなる時期でもあります。なぜこのタイミングで皮膚疾患のお悩みが増えるのでしょうか? 今回は、春の新生活と皮膚疾患の関係について、「春に皮膚疾患が増える原因」や「春先の肌荒れを早く治すための方法」をまとめました。すでに皮膚疾患をお持ちの方で、新生活の始まりに不安があ……
十人十色の水いぼの治療
2021年12月19日今回は、水いぼの治療法について詳しく解説していきます。2~10mmほどの光沢のあるいぼが皮膚にできる「水いぼ」は、乳幼児~小児に多い疾患で、保護者の方から当院に相談されることがよくあります。治療方法は、痛みを感じにくい方法や早期に治せる方法など、さまざまなものがありますので、お子さんにもっとも合っている治療法を選べるようにご相談を受け付けています。 水いぼは小児に多い感染性の皮膚疾患 水いぼは「伝……
いつになったらじんましんは治るの?長期化する場合は通院を
2021年12月12日じんましんは強いかゆみや皮膚の赤みを引き起こすため、日常的にストレスを感じやすい疾患です。老若男女関わらず誰にでも起こり得ますが、じんましんの原因を特定できないケースが非常に多いというのも特徴です。今回は、こうした疑問や悩みを持つ方のために、じんましんの種類や原因、そして検査法・治療法について解説します。 じんましんの患者さまのお悩み 「いつになったら治るの?」 「毎日繰り返し起こるけれど、この……
赤ちゃんのおむつかぶれを解決!こんなときには皮膚科の受診を
2021年12月05日今回はおむつかぶれの原因や予防法、できてしまった後の対処法、皮膚科を受診した方がよいケースなど、おむつかぶれにまつわる様々な疑問点を解消していきます。 こんなお悩みはありませんか? 「赤ちゃんのおしりに赤いブツブツができている」 「おむつが当たっている部分が赤くなっている」 「おしりをふいてあげると痛がって泣いてしまう」 おむつかぶれはどんな赤ちゃんにも起こり得ます。なるべく気をつけてあげた……
痛みの少ないいぼ治療とは?液体窒素スプレーとモノクロロ酢酸
2021年11月28日いぼは難治性で、治療には時間がかかります。液体窒素を用いた凍結凝固法という治療法が一般的ですが、いぼができている部位によっては強い痛みを感じてしまい、治療の継続がむずかしくなってしまうことがあります。痛みで治療をやめてしまった方はいらっしゃいませんか? 当院では、比較的に痛みの少ない液体窒素スプレーやモノクロロ酢酸(MCA)を用いた治療法を採用しています。それぞれの特徴やメリットがあり、患部の状……
傷・熱傷の治療に消毒薬は不要?「湿潤療法」は傷跡を残さず完治
2021年11月21日今回は、熱湯や高温のものに触れて熱傷を負ったときや、切り傷・擦り傷などができたときに用いられる治療法、「湿潤療法」について詳しく解説します。 昔は、こうした傷ができると消毒液をかけてガーゼなどを当て、乾かして治療するという考え方が一般的でした。しかし近年、消毒液はかえって自己治癒力を少し弱らせてしまうことが明らかになってきました。当院でも消毒に代えて痛みが少なく傷跡も残りにくい湿潤療法を取り入れ……
小児アトピー性皮膚炎の薬剤まとめ。新薬登場で治療法が多様に
2021年11月14日12歳以上の小児アトピー性皮膚炎に全身療法薬の適応が認められ、小児アトピー性皮膚炎の治療法が充実してきました。患者様の年齢や重症度、患部の場所などに応じて、一人一人に適した治療法を選べるようになってきています。 このコラムでは小児アトピー性皮膚炎の原因や治療法など基本の解説とあわせて、年齢別に適応のある薬物の一覧を図解します。小児に適応のある新薬も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 小児……
自己注射なんて怖くない!当院が大事にしている4つのこと
2021年11月07日はじめに 患者さまが治療を選択する上で心配事となる自己注射について、当院の取り組みをご紹介いたします。少しでも患者さまの不安の解消につながれば幸いです。 デュピクセントをはじめ生物学的製剤は皮下注射で投与する薬剤が多いです。本来注射は医療行為にあたりますので医療機関で行う必要があります。 ただし厚生労働省が承認した薬剤に限り、患者さま自ら注射をする自己注射という方法が認められています。 代表的……
あなどれない肌の乾燥。トラブルの原因とスキンケアの方法
2021年10月31日夏の間は気にならないのに冬場になると肌がカサカサするというのが気になる方も多いかもしれません。 夏の気候は高温多湿に対して冬は低温低湿、肌も乾燥しがちです。肌の乾燥を放置しておくと病気のもとになることも。乾燥肌のトラブル対策、スキンケアの方法をふまえてご紹介します。 乾燥肌とは? 一般に、乾燥肌というと肌の皮脂や水分が不足することを指します。潤いがなくなり、肌は粉をふいたような見た目やパサつき、触……
新型コロナウイルス感染症にみられる皮膚症状とは?ワクチン接種後にも発疹が
2021年10月24日新型コロナウイルス感染症の症状 新型コロナウイルス感染症に罹患すると、さまざまな症状が出ることがこれまで確認されています。感染したのに症状が出ない、いわゆる「無症状」の人もいますが、初期症状あるいは軽度の場合は発熱やのどの痛み、せき、鼻水など風邪のような症状がみられることがあります。重症化すると肺炎を発症し、酸素吸入が必要なほど重い呼吸困難、敗血症ショック、血栓症、多臓器不全など、命にかかわる重大……
【2024最新】アトピー性皮膚炎の新薬が続々登場。今後期待される治療の展望とは?
2021年10月17日アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う炎症と湿疹が見られる症状で、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す特徴が見られます。また、中等度~重度の症状では、治療を続けていてもかゆみが我慢できずに、かきむしって皮膚をさらに傷つけてしまうほか、睡眠が浅くなって日中の集中力が維持できなくなってしまうなど、さまざまな形でクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を低下させてしまう要因にもなっています。 子……
ヒュミラ(アダリムマブ)化膿性汗腺炎について
2021年09月18日アメリカの製薬会社アッヴィの発売するヒュミラの情報です。ヒュミラは発売から12年経過し2020年時点で全世界で最も売上高が大きい薬剤でした。なんと一剤で年間売り上げが3兆円を超えているそうです。もともとはリウマチや潰瘍性大腸炎、ベーチェット病などで多く使われており生物学的製剤という分類の薬剤です。当院は日本皮膚科学会から「生物学的製剤使用承認施設」に認定されておりますので化膿性汗腺炎に対してヒ……
かぶと柿のハニーマスタードマリネ
2021年03月10日「かぶと柿のハニーマスタードマリネ」試食会の様子 シェフ パンダ フェレット プードル スタッフ 栄養士の資格を持つ 院長 自称グルメ スタッフ 2児の母親 スタッフ 家が近所 シェフ 今日はかぶと柿のハニーマスタードマリネを試食して頂きます。 パン……
































